滋賀県栗東市の自宅で2023年、夫にメタノールを飲ませて視力障害を負わせた罪に問われている女性に対し、大津地方裁判所は3日、無罪判決を言い渡しました。
女性(36)は2023年9月、滋賀県栗東市の自宅でメタノールを混ぜた飲料を夫(当時34)に飲ませて、メタノール中毒にさせ視力障害を負わせた罪に問われていました。
裁判で女性は、“メタノールを経口摂取させた事実はない”などとして無罪を主張。
検察側は女性に対し「犯行前にメタノールを購入した」と指摘。さらに「夫が自らの意思で経口摂取した事実がない以上、経口摂取させた人物は被告人以外にあり得ない」などとして、懲役9年を求刑していました。
大津地方裁判所(徳井隆一裁判官)は3日の判決で「夫にメタノールを経口摂取させることが可能であったという事情は、被告の犯人性を相応に強く推認させる」とした一方で「夫が自殺目的でメタノールを経口摂取した可能性は排斥できず、被告の犯人性を認定するには足りない」などとして、女性に対し無罪を言い渡しました。
無罪判決を受けて大津地方検察庁は、「判決内容を精査し、適切に対応したい」とコメントしています。
