映像に映るのは、住宅の庭を黒い影が一瞬で走り去る様子です。
この正体はツキノワグマの子グマです。
4日午前、京都・舞鶴市でクマが出没しました。
まさにこの場所では3日も、クマが現れました。
警察が警戒する中、クマは住宅の前に置かれた捕獲用のおりに手をかけ、顔をのぞかせていました。
3日午後5時過ぎ、「軒下にクマがいる」と通報があり、市の職員や警察などが駆け付けたところ、親子とみられるツキノワグマ2頭を発見。
午後9時40分ごろ、京都府で初となる「緊急銃猟」が行われ、麻酔銃により捕獲され、その後、駆除されました。
メスの成獣の体重は約25kg、オスの子グマは約5kgでした。
専門家によりますと、“痩せ細った親子グマがエサを求め、行動範囲を広げて人里に下りてきた可能性が高い”といいます。
緊迫の捕獲劇から一夜明け、4日も市内では厳戒態勢が続いてます。
軒下を、2頭のクマに占拠された住民は、当時の状況を鮮明に覚えていて、「小川というか、側溝をポンと跳び越えて、子グマがここを通ってずーっと来た。それを上から私が発見した。(子グマは)迷わずに縁の下に入った。成獣がおったのではないか、中に親が。クマを見たことは八十何年になるが、生まれてから初めて」と話します。
こうした中、4日も新たなクマの目撃情報がありました。
親子とみられる2頭のクマが現れた住宅と全く同じ場所に、1頭の子グマが姿を現したのです。
岩手大学農学部・山内貴義准教授:
基本的にクマって2頭子どもを産むことがほとんど。親子がつかまってその後、その子グマが親を捜しているというか、行く場所がなくて、うろちょろしている感じだと思う。
実りの秋が近づき冬眠に備えて脂肪を蓄えるため、この時期、クマは最も活動が活発になっています。
さらに、台風24号の影響で雨が降り続いている今、特に注意が必要だといいます。
岩手大学農学部・山内貴義准教授:
多少の雨であれば、野生動物はあまり気にしないで普通にエサを探して動き回っていることになる。雨が降ると匂いが飛ばなくなったり、雨音で音がかき消されてしまう。
雨が降ると気づかぬうちにクマと遭遇する可能性が高まるため、より警戒が必要です。
