8日ごろまで沖縄付近に停滞するとみられる“居座り”台風24号と秋雨前線の影響で、関西でも激しい雨が長引くおそれが高まる中、注意しなければならないのが、「アンダーパスの冠水」です。
大雨に備えて関西ではどのような対策が行われているのか、24時間体制で冠水に対応する現場を取材しました。
■「アンダーパス」の冠水に注意
宮崎県では、けさ=4日朝から断続的に激しい雨が降り続いていて、線状降水帯が発生するおそれもあります。
3日間で平年の1カ月分を超える大雨となる予報で、土砂災害や浸水の危険性も上昇。
そしてきのう=3日から、関西でも雨が降り続いています。
急激な大雨が降るおそれもある中、特に冠水の危険が大きい場所が「アンダーパス」です。
鉄道や道路の下を通過するために造られたアンダーパスは構造上、周囲よりも低くなっている場合が多く、短時間に排水能力を超える雨が降った場合、冠水する危険が高いのです。
■千葉豪雨ではアンダーパスで死者が…国が対策
1時間に80ミリ以上の“災害級”の大雨が発生する頻度は、40年ほど前と比べて約2倍に増えています。
3年前、徳島県を襲った大雨ではアンダーパスが冠水し、通行止めになりました。
さらに先月の千葉豪雨ではアンダーパスで車が水没し、死者が出る最悪の事態となりました。
こうした事態を受けて、国は今月1日から大雨の際の「事前通行規制」を全国で初めて導入し、4日からその対象が全国6カ所(北海道・山形・高知・新潟・鳥取)にも拡大されました。
■アンダーパスを“24時間”監視
関西では大雨に備えてどのような対策が行われているのでしょうか。
アンダーパスの監視を行っている大阪市建設局・市岡工営所を取材しました。
大阪市では、市内にある全61カ所のアンダーパスに冠水防止のセンサーやカメラを設置しています。
職員がモニターなどで監視し、水位が上がった時には状況に合わせて24時間対応できるようにしています。
【大阪市建設局・市岡工営所 小山謙治所長】「アンダーパスの一番低いところの壁際に水位センサーがあり、そこで現地の水位を確認している。水位が20センチまでいくと『通行止め』という表示が出る」
■「大雨時にはあらかじめ迂回を」
できるだけ早く冠水を把握し、安全を守ろうとしていますが、ドライバーに対してはこう呼びかけます。
【大阪市建設局・市岡工営所 小山謙治所長】「我々が間に合わないということもあり得ますので、冠水の恐れがあるということを理解いただいて、大雨時にはあらかじめ迂回をしていただくなど、注意をしていただければ」
週末、関西でも大雨への警戒が必要な状況です。最新情報を確認するようにしてください。
(関西テレビ「newsランナー」2026年9月4日放送)
