福島テレビの斎藤恭紀気象予報士が解説。4日は雲が多く日照不足が続きますが、7日は「モンスーンジャイア」の影響で今年一番の大雨災害リスクが高まる恐れがあり警戒が必要です。
■来週月曜日は大雨に警戒
4日は秋雨前線が関東の南海上に南下するため、天気の大きな崩れはないものの、雲が多く日照不足が継続する見込みです。
しかし、来週は注意が必要です。日本の南海上に「モンスーンジャイア」と呼ばれる水平規模2000kmに及ぶ巨大な風の渦が発生しています。この渦に台風24号が取り込まれると、雨の素となる熱帯の湿った水蒸気を日本へ送り込むポンプのような役割を果たします。熱帯の湿った空気があたたかい秋雨前線上に入り込んで積乱雲を形成し、7日(月)には福島県内で今年一番の大雨災害リスクが高まる恐れがあります。過去(2023年9月8日)にも同様のメカニズムでいわき市に県内初の線状降水帯が発生して水害が起きており、大きな川の増水や土砂崩れへ事前の備えが必要です。
■あすのエリア別天気
4日は空が明るくなる時間帯もありますが、全般に雲が多くパッとしない1日となりそうです。
【会津地方】
雲が多いものの、天気の大きな崩れはありません。予想最高気温は喜多方で26℃、会津若松で27℃など、秋の空気で過ごしやすい気温です。
【中通り】
北部・南部ともに朝と夕方に小雨がパラつく程度で、降っても大きな崩れにはなりません。郡山では日照時間10時間以上の日が9日間ゼロとなるなど日照不足が続いており、4日も日照時間はほとんど期待できません。なお、あさって5日(土)は少し晴れ間がのぞく見込みです。
【浜通り】
湿った東風の影響でスッキリしない天気が続きます。朝と夕方を中心に弱めの雨や小雨・霧雨が降りやすいですが、強い雨にはならない見通しです。波の高さは1mでしょう。
■週間予報
週末5日(土)・6日(日)は天気の大きな崩れはありませんが、6日(日)は冷たく湿った「ヤマセ」が吹き涼しくなります。そして7日(月)はモンスーンジャイアの影響で大雨となる恐れがあります。さらに水曜日以降は台風24号が接近する可能性もあり、来週は2度大雨に見舞われる危険性があります。ハザードマップや避難経路を確認するなど、早めの防災対策を行ってください。
※2026年9月3日放送の福島テレビ・テレポートプラスの天気コーナー「福テレ空ネット」からの抜粋記事。気象情報は放送時(午後6時半時点)のもの。最新の予報をご確認ください。
