歴代の人間国宝の陶芸作品を一堂に集めた作品展が高知市で始まりました。
高知大丸で9月3日から始まった「歴代人間国宝巨匠陶芸展」。人間国宝や文化勲章受章作家が手掛けた作品が200点以上並びます。
中でも最高額の770万円ものは、十四代・酒井田柿右衛門さんの西暦2000年記念の作品で世界に20点しかない限定もの。持ち手の部分が「柿」になっています。
会場では人間国宝の三代・徳田八十吉さんの娘で16年前に四代を襲名した四代・徳田八十吉さんの作品展も開催中。
370年の歴史を持つ「九谷焼」の絵付けのイメージを覆す色彩のグラデーションが特徴です。
「紅の扉」は、四代・徳田八十吉さんが7年前に食道がんの手術の際、集中治療室から一般病棟に移るときに見た「一筋の光」をイメージしてつくったもの。
父の使わなかった赤色を使ったり、女性ならではの感覚で壺や皿だけではなくマグカップなどの実用的なものも手掛けているのが四代の特徴です。
四代・徳田八十吉さん:
「先人たちの日々のたゆまぬ努力と研さん。陶芸にかけた情熱のたまものじゃないかなと私は思っておりますので、九谷焼の今を楽しんでいただけたらうれしいと思います」
この企画展は9月14日まで開催中で、9月12日には四代・徳田八十吉さんのギャラリートークが行われます。
