台風24号と秋雨前線の影響により、近畿地方では警報級の大雨となる恐れがあり、警戒が必要です。
特に今夜からあす=4日の明け方にかけ、夜中に危険性が急激に高まる可能性があります。
現在、奈良県では大和高田市・橿原市・香芝市・田原本町・広陵町にレベル3大雨警報が発表されています。
また、9月3日午後5時半過ぎには、大阪市や堺市でもレベル3大雨警報が発表されました。今後、大阪府内などでも警報の範囲が広がる恐れがあります。
片平篤気象予報士の解説です。
■台風24号の予想進路は
【片平気象予報士】
台風24号は、3日午後3時現在、沖縄本島の東の海上にあって、沖縄本島や奄美大島が強風域に入っています。
あす=4日にかけてさらに北上を続けて、4日夕方の時点で奄美大島の西の海の上、東シナ海へ進んでくるのですが、このコースでいくと、この後カーブして、東の方に進むパターンが多いですが、今回はそうではなくて動きがとても複雑です。
この後、土曜(5日)、日曜(6日)とまた引き返し、さらにそのあと来週月曜日(7日)に東寄り、火曜日にまた北寄りということで、す。
予報円が大きいので、北のほうに行くのか南の方に行くのか絞り込めてはいませんが、いずれにせよ沖縄本島や奄美大島の近くにしばらく居座ってしまう予想です。
台風は、自分で動くことができず、周りの風に乗ります。
ちょうどあす=4日以降、周辺の台風を流す風が弱まってしまうんですね。弱い風の中でどう動くかを予想するので、非常に誤差と言いますか、予測が難しい。
一気に遠くまで進むということはなくて、この周辺に居座るということがポイントになります。
■秋雨前線が西日本や東日本の南岸に停滞
あす=4日の天気図を見ると、台風から離れていても、秋雨前線が西日本や東日本の南岸に停滞します。
台風は湿った空気の塊で、時計の針と反対周りに風が吹くので、この位置関係だと、台風がここにいる限りは、暖かく湿った空気をポンプのように秋雨前線に送り込む状況が続きます。
秋雨前線が居座る限り、その近くでは秋雨前線による大雨が心配で、台風が遠くても注意や警戒が必要です。
雨のピークについては、ひとまず1つ目の雨のピークは今夜になりそうです。もうすでに雨脚の強まっているところがあります。
9月3日午後5時過ぎ現在、大阪府内や奈良県内に発達した雨雲がかかっています。
このあとの雨の降り方次第では、警報の範囲がさらに広がってくる可能性もあり、夜中の間に状況が悪化する恐れもあると思っていただきたいです。
■大雨の危険性は、あす=4日の朝までピークを迎える
雨雲の予想です。3日夜以降は、秋雨前線の雨雲がだんだん南へ下がっていきますが、湿った空気に伴って雨脚が3日夜の間に強まる恐れがあります。
予報がなかなか難しいですが、夜にかけてもあす=4日も南の地域を中心に発達した雨雲がかかるということで、大雨の危険性は、あす=4日の朝までピークを迎えるところが多いです。
大雨の警報が出る可能性ですが、南の方の地域を中心に、来週月曜(7日)までは注意が必要です。台風の位置や秋雨前線の位置次第でこの危険性が長引く恐れがあります。
また土砂災害の警報の可能性も、来週月曜(7日)にかけて続く恐れがありますから、今後の気象情報にくれぐれも気をつけてください。
■大雨の警報級の可能性
あす=4日の予報です。
雨が降ったりやんだりで、特に秋雨前線が南に移動していきますので南の地域ほど雨の降り方が強くなる見通しです。ただ北部や中部も雨が降るときには土砂降りになったり、雷が鳴ったり、竜巻などを突風を伴う恐れもあります。
最高気温はきょう=3日と同じぐらいで、26度から27度ぐらいです。湿気が多いので、特に人ごみなどではジメジメしそうです。電車やバスなど混んでるところでは、これぐらいの気温でも熱中症の危険もありますから気をつけてください。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年9月3日放送)
