日本の広い範囲で大雨となっていますが、矢澤剛気象予報士とこの先週明けにかけて続くとみられる大雨についてお伝えします。
矢澤剛気象予報士:
今、千葉県内に活発な雨雲がかかってきています。秋雨前線が次第に南下してきていまして、その影響で関東でも局地的に雨雲が発達していますので急な強い雨には注意が必要です。
――今回、秋雨前線と台風24号による大雨が長引くということですが、どのぐらい長く降り続ける予報なんでしょうか?
矢澤剛気象予報士:
東京のこの先の天気なんですが、明日以降、傘マークが来週の木曜日にかけて続いているんですね。全国的にも同じような傾向で、特に来週後半にかけて雨が降り続くところが多くなりそうなんです。そして警報級の大雨となる恐れが、明日から来週月曜日にかけてということで、長期間の大雨となる恐れがありますので警戒が必要なんです。
そして、気象庁から6日の朝までの予想雨量が発表されています。
まず、4日の朝まで四国と九州南部の多いところで200mmという予報が出ています。
矢澤剛気象予報士:
1日に200mm以上の雨が降ると土砂災害の危険度が高まるんですが、特に明日、四国から九州南部で警戒が必要となっていますね。台風24号の外側の雨雲が南から次々と流れ込む影響で、特に太平洋側を中心に雨が強まりそうです。
続いて4日朝から5日の朝まで、四国では24時間に300mm、東海から九州にかけて200mmと広い範囲でまた雨の量が増えそうです。
矢澤剛気象予報士:
特に四国では300mmと大雨が予想されますが、東海など東日本でも雨のピークとなってきそうなんですね。台風が迷走する影響で奄美なども明日からあさってにかけて大雨が続く恐れがあります。
――さらに、5日の朝から6日の朝まで見ていくと、四国ではさらに雨量が増えて3日間で仮に同じ場所で降り続いた場合は700mmに達する恐れがあるということですが、どのくらいの雨なんでしょうか?
矢澤剛気象予報士:
これはひと月に降る雨の約2倍近くの大雨が予想されています。四国や九州などは台風、それから前線が停滞する影響でずっと同じ場所に雨雲がかかり続ける恐れがあるんですね。このため地盤が緩んでいきますので土砂災害などには警戒が必要となります。
――東京では月曜まで警報級の大雨に注意が必要という話がありましたが、日曜日以降も雨が降り続けるということですか?
矢澤剛気象予報士:
そうなんです。この週末にかけて、全国的に雨のピークとなるんですが、関東なども含めて雨が続く予想でして、その後、来週後半にかけて雨が降り続くことによって、降り始めから来週にかけて場所によっては1000mm以上という雨になる恐れも出てきています。
この雨が降り続く原因となっているのが秋雨前線と台風24号ですが、台風はこの先も迷走を続けそうです。
――この先の進路予想では、ほとんど移動することなく沖縄・奄美をうろうろ、まさに迷走といった感じですね?
矢澤剛気象予報士:
そうですね。明日にかけては北上するんですが、その後、Uターンするといった進路です。来週初めになるとまた北へ進路を変える予想になっていまして、予報円のどこかに台風の中心が進むという予想なんですが、すごく重なっているんですけれども。
――それだけ、本当にどこにどう進路が行くのか分からない状況ですね?
矢澤剛気象予報士:
今、北の高気圧にブロックされていて台風がどこにも進めないような状況になっているんですね。たまにこういう現象発生するんですけれども、度々、大雨に見舞われますので注意が必要です。
広く大雨をもたらすこの状況がいつまで続くのか、10日までの天気図を6面で見ていきます。
――全部同じに見えますが、これは変わってるんですか?
矢澤剛気象予報士:
微妙に変わってるんですけれども、ほとんど台風の位置は変わっていないんですよね。「低」というのが台風なんですが、これはほぼ同じような位置に停滞します。もう1つ注目なのが秋雨前線なんですが、特に週末にかけては本州の南岸に停滞するような形。ただ、それも残っています、来週にかけて。若干、北上する可能性もあるんですが、基本的には日本付近に居座る予想なんですね。特に前線に近い地域ほど大雨になりますので、来週月曜日にかけて、関東などはすぐ近くに雨雲があるといった状況が続きます。
――これだけ6日間見て天気図があまり変わらないという状況はあることなんでしょうか?
矢澤剛気象予報士:
なかなかないですね。台風が停滞するということはまれにあるんですが、前線も同じように停滞するというのはなかなか見ないケースとなっています。前線が少し北に上がると今度は暑さも復活してきます。南風が吹いてくることで、関東など来週はまた30度近くまで気温が上がる可能性もありますのでそこも注意が必要です。
今回は雨の影響がとにかく長期化する恐れがあります。
雨が降り始めたらなかなかやまないのも特徴です。
土砂災害や河川の氾濫、低い土地の浸水には警戒が必要です。
8月の千葉豪雨では冠水した道路で多くの車が水没し、人が亡くなるという事故も起きました。
引き続き最新の情報にご注意ください。
