本格的に秋の観光シーズンが始まるのを前に、福島県が9月1日に発表したのが「ツキノワグマ出没注意報」。対象は県内全域で、最近は浜通りでの目撃も相次いでいる。この「浜通りのクマ」をめぐり、学校現場もいま新たな取り組みを進めている。
■クマに遭遇した時の対処を学ぶ
福島県相馬市の向陽中学校で、クマに遭遇した際の知識や行動を学ぶ講座が行われた。相馬市でも“身近な存在”になってきたクマについて知りたいと、生徒たちのリクエストを受けて実現した。
「クマに出合ったら、ゆっくり後ずさりすることをやってほしいと思います」
講師を務めたのは、福島大学の望月翔太准教授。伝えていたのは、命を守るための行動だ。万が一、クマに遭遇し襲われそうな時に取るべき頭・首・腹を守る防御姿勢などを実演した。
生徒は「クマの防御姿勢が印象的で、クマに出会ったら瞬時にできるように頭の片隅に入れておきたい」と話した。
■今後、増加の可能性も
「浜通りのクマ」について望月准教授は「大熊町、川俣町ではクマの捕獲実績もある。そうした中で、今後5年10年後にクマがもっともっと出没する可能性がある」と指摘する。
また出会ったら「まずは落ち着くことが大事。パニックになればなるほど、こちらがケガをするリスクが格段に上がるので、クマと出会ってもまずはパニックにならない」と話した。
