銀色の鱗を輝かせる「秋サケ」。
各地で漁が解禁され、水揚げが本格化する中、「銀聖」と呼ばれるブランド鮭がとれる浦河町の荻伏漁港でも、9月1日午前11時ごろ、次々とサケが揚がっていました。
しかし、漁師の表情は曇っていました。
「(Q:きょうの水揚げは?)全くいなかったですけど、網を入れて3~4時間後に揚げたんですけど、200キロくらいでした。2025年の3分の1でした。これから良くなると思いますけど…」(漁師)
道総研さけます・内水面水産試験場は、2026年の秋サケの来遊量は、過去最低だった2025年よりも半減し、364万5000匹にとどまると予測。
温暖化による海水温の上昇やプランクトンの減少などが理由とみられています。
危機的な水揚げ減少は食卓にも影響しそうです。
釧路市の鮮魚店では、価格高騰もやむを得ないとしています。
「去年は1キロでだいたい1000円前後です。今年はオス1匹で7~8000円から1万円になるかな。サケ屋はだめになってしまう。メインで売る品物がなくなってしまう。」(相原商店 相原幸雄社長)
道総研さけます・内水面水産試験場の調べによりますと、北海道のサケ来遊数は、2025年は約686万匹まで落ち込みました。
今年はさらに半減して、約364.5万匹と予想されていて、ピーク時の約6000万匹(2004年)のわずか6%まで落ち込む見込みです。
日高中央漁協の3つの港では9月1日、秋サケの水揚げ量が計5.8トンと、2025年の初日の9.5トンから約4割減となりました。
気になる価格ですが、釧路市にある相原商店の相原幸雄社長によると、サケの価格は昨年の5割高になるのではという見立ても。
オスは1匹7~8000円、メスは1万円越え…。秋の味覚は2026年、貴重品になってしまうかもしれません。
