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【新卒社員向け生成AI研修の実態調査】9割超が実施も、研修後のレベルを非常に高く評価する担当者の約3人に2人が研修内容に強い課題意識。新たな人材育成課題「AIネイティブ・パラドックス」が顕在化
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【新卒社員向け生成AI研修の実態調査】9割超が実施も、研修後のレベルを非常に高く評価する担当者の約3人に2人が研修内容に強い課題意識。新たな人材育成課題「AIネイティブ・パラドックス」が顕在化

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データ提供 PR TIMES
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プレスリリース配信元:GUGA

課題解決の鍵は「研修担当者自身のAIリテラシー向上」と「客観的な評価基準」

生成AIを社会に実装し、産業の再構築を目指す一般社団法人生成AI活用普及協会(理事長:井畑 敏、所在地:東京都中央区、以下:GUGA)は、企業で従業員向けの生成AI活用の指導・教育に携わる担当者1,014名を対象に、「新卒社員向け生成AI研修に関する実態調査」を実施しました。

業務における生成AI活用が急速に広がるなか、AIネイティブ世代とも呼ばれる新卒社員の育成は、多くの企業にとって重要な経営課題となっています。本調査では、新卒社員向け生成AI研修が9割超の企業で実施される一方、研修後の新卒社員の生成AI活用レベルを非常に高く評価する担当者ほど、研修の企画・運営に関する課題をより強く認識するという逆説的な傾向が明らかになりました。GUGAでは、このような逆説的な事象を「AIネイティブ・パラドックス」と定義し、AIネイティブ時代ならではの新たな人材育成の課題解決に向けた示唆を紹介いたします。





■ 調査結果サマリー
・新卒社員向け生成AI研修について93.5%の企業が実施したと回答。全員を対象にした割合は38.5%にとどまり、限定的な実施の傾向が明らかに。
・研修で扱う内容は「リスク」が49.6%で最多。基礎知識・社内ルールが続き、AIスキルよりもAIリテラシーが重視されている傾向。
・情報漏洩・著作権侵害・誤情報への懸念は地域や企業規模を問わず高い。一方、シャドーAIの発生や論理的思考力・問題解決能力の低下といった項目では差がみられ、生成AI活用定着後の副作用に向き合う傾向も。
・約65%が研修後の新卒社員の生成AI活用レベルを「高い」と評価。しかし「非常に高い」と評価した担当者の約3人に2人が、研修内容に強い課題意識を抱く実態が浮き彫りに。
・研修後の新卒社員の生成AI活用レベルを「高い」と評価する一方、その把握手段は属人化されやすい手法が上位を占め、評価基準が標準化されていない傾向。
・生成AI関連の資格・検定への関心は88.7%。研修後の新卒社員の生成AI活用レベルを「非常に高い」と評価した層ほど、AIネイティブ世代を客観的に評価する基準を強く求めている様子。


■ 調査結果
1.実施率は9割超。研修内容は「AIスキル」より「AIリテラシー」を重視
2026年度の新卒社員向け生成AI研修の実施状況について質問したところ、実施率は93.5%に達しました。しかし、「全員を対象に実施」と回答した割合は38.5%にとどまり、「特定の部署・業務を対象に実施」、「試験的・一部を対象に実施」の合計は55.1%と半数以上に至り、限定的な実施の傾向が明らかになりました。生成AI研修は、一部の先進企業に限られた取り組みではなく、企業の新卒研修における標準的なテーマとして定着しつつある一方、全社的な普及には課題が残ります。




生成AI研修を実施した企業を対象に、具体的な内容について質問したところ、1位「リスク」(49.6%)、2位「基礎知識」(48.7%)、3位「社内ルール」(48.2%)と続き、AIリテラシーに関する内容が上位を占め、AIスキルよりも重視されている傾向が明らかになりました。企業が優先しているのは、部門や職種、業務での実践的な活用力の向上ではなく、安全に活用するための知識やマインドセット、判断基準の整備です。まずは「安全に生成AIを活用できる人材」を育てようとする企業の姿勢がうかがえます。




2.リスク懸念は地域・企業規模を問わず高い。首都圏・大企業では生成AI活用の進展に伴う課題が先行
新卒社員が業務で生成AIを活用するリスクに対する懸念について質問したところ、「特に懸念していない」と回答した割合はわずか3.2%で、リスク懸念を抱いている割合が高いことが明らかになりました。具体的には、「著作権・知的財産の侵害」(45.7%)、「誤情報(ハルシネーション)の鵜呑み」(43.0%)、「機密情報・個人情報の漏洩」(42.7%)が上位を占めます。これらは地域別・企業規模別でみても大きな差がなく、全企業に共通する基本的な懸念となっています。

一方、地域や企業規模による差が共通してみられたのは「シャドーAIの発生」(会社が把握・許可していない外部AIツールの無断利用)への懸念で、首都圏(1都3県)とその他の地方では6.0pt差で首都圏が高く、大企業と中小企業では6.2pt差で大企業が高い結果となりました。また、最も大きな差がみられたのは、企業規模別の「論理的思考力や問題解決能力の低下」への懸念で、大企業が9.0pt高いことが明らかになりました。生成AIの活用を進展させた企業ほど、定着後の副作用ともいえる一段先の課題に向き合い始めている傾向がうかがえます。




3.研修後のレベルを非常に高く評価する担当者ほど、研修の企画・運営に関する課題意識が強い。「AIネイティブ・パラドックス」が顕在化
研修後の手応えとして、新卒社員の生成AI活用レベルに対する評価を質問したところ、AIリテラシーでは「非常に高い」が17.3%、「やや高い」が48.1%で、合計65.4%に達しました。AIスキルに対する評価も同様の傾向であり、多くの企業が研修の成果を実感している様子がうかがえます。





また、研修を企画・運営するうえでの課題を項目別に質問したところ、全体ではいずれの項目も「非常に課題に感じている」との回答は24.0~28.8%にとどまりました。一方で、研修後の生成AI活用レベルを「非常に高い」と評価した層においては53.1~67.7%と大きな差がみられ、「研修内容の設計」においては約3人に2人(67.7%)が強い課題意識を抱いている実態が浮き彫りとなりました。このような逆説的な事象は「AIネイティブ・パラドックス」という、AIネイティブ時代ならではの新たな人材育成の課題だといえます。





4.レベルを「高い」と評価する一方、その把握手段は属人化されやすい手法が上位。評価基準が標準化されていない傾向
新卒社員の生成AI活用レベルを把握する手段について質問したところ、「トレーナーのフィードバック」(52.9%)、「レポートや課題の提出」(47.8%)が上位を占める結果となりました。これらの手法は定性的な観点が多く、評価が属人化されやすい傾向があります。「社内独自のテスト」や「外部の資格試験」といった手法を取り入れる割合が相対的に低いことから、企業における評価基準が標準化されていない様子がうかがえます。新卒社員の生成AI活用レベルを適切に評価できているのか、ということから見直す必要が示唆されています。




5.客観的な評価手段(資格・検定)への関心は約9割。研修後のレベルを非常に高く評価する担当者ほど関心が高い
新卒社員の生成AI活用レベルを客観的に証明・評価する手段として、生成AI関連の資格・検定の活用に対する関心を質問したところ、「非常に関心がある」が34.8%、「やや関心がある」が53.9%で、合計88.7%に達しました。特に、研修後の生成AI活用レベルを「非常に高い」と評価した層では「非常に関心がある」との回答が7割超と突出し、AIネイティブ世代を客観的に評価する基準を強く求める切実な需要が浮き彫りとなりました。




■ GUGA業務執行理事 兼 事務局長 小村 亮よりコメント
本調査では、新卒社員向け生成AI研修がすでに多くの企業で実施されていることが明らかになった一方で、その進展に伴うさまざまな課題が浮き彫りになりました。特に「AIネイティブ・パラドックス」は、AIネイティブ時代ならではの新たな人材育成の課題として認識し、社会全体で解決していく必要を強く感じています。

今回見えてきたのは、主に二つのねじれです。ひとつは、研修後の新卒社員の生成AI活用レベルを非常に高く評価する担当者ほど、研修の企画・運営に関する課題をより強く認識するという点です。教えられる側の新卒社員のレベルよりも、教える側の担当者のレベルが下回っている構造が考えられます。講師の手配にとどまらず、研修を企画・運営する担当者自身のAIリテラシー向上こそが今後の鍵を握るでしょう。

もうひとつは、「レベルが高い」と評価しながら、その評価基準は標準化されておらず曖昧である点です。そもそも研修担当者の誰もがAIのプロフェッショナルではないなか、自社独自の適切な評価基準を定めることは容易ではありません。今回明らかになった生成AI関連の資格・検定の活用に対する関心の高さは、客観的で信頼できる評価基準を強く求める切実な需要の現れといえます。

いずれのねじれも、生成AIを活用できる環境を整え、人材育成にいち早く取り組んできた先駆者だからこそ直面する前向きな摩擦です。「AIネイティブ・パラドックス」は決して批判されるべき事象ではなく、これまでの尽力に敬意を表し、さらなる挑戦を社会全体で後押しすべき兆候だと捉えています。

GUGAは、累計受験者数11万人超の資格試験「生成AIパスポート」をはじめとする客観的な評価・認定の仕組みの提供を通じて、企業の挑戦に伴走するとともに、日本社会全体のAIリテラシー向上を引き続き強力に推進してまいります。

■ 調査概要

調査名称:新卒社員向け生成AI研修に関する実態調査
調査対象:下記3つの条件をすべて満たす回答者
1.従業員数10名以上の職場に勤める20代~60代の経営者・役員・会社員(正社員)の方
2.業務で生成AIを利用できる環境にある方
3.従業員(社内)に対する「生成AI活用の指導・教育」に携わる方
有効回答数:1,014名
調査時期:2026年6月16日~2026年6月17日
調査方法:インターネット調査
実施主体:一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)

■調査データの引用について

本調査のデータおよびグラフ・図表を引用・転載される際は、出典として「一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)」を明記してください。グラフ・図表を改変してのご利用はお控えください。


【生成AIパスポートについて】


生成AIパスポートは、生成AIリスクを予防する日本最大級の資格試験です。生成AIに関する基礎知識や動向、活用方法に加え、情報漏洩や権利侵害などの注意点まで網羅し、AI初心者が最低限押さえておきたいリテラシーを体系的に習得できます。本資格の提供を通じて、生成AIの安全な活用に必要なリテラシーを有する企業・人材を可視化し、日本社会におけるAIリテラシーの標準化を推進します。
https://guga.or.jp/generativeaiexam/
※2025年11月時点で発表されている生成AI関連の資格試験や検定の受験者数に基づく







【生成AI活用普及協会(GUGA)について】

GUGAは、生成AIの社会実装を通じて産業の再構築を目指す、国内有数の生成AIプラットフォームです。生成AIリスクを予防する日本最大級の資格試験「生成AIパスポート」の提供や、生成AI時代の人的資本戦略に関する優れた実践事例を表彰する「GenAI HR Awards 2025」の開催、日本国内の企業・団体における生成AIの活用事例を収集した「生成AI活用事例データベース」の提供などに取り組んでいます。日本の未来を強くするために必要な生成AIインフラの企画・提供を、官公庁をはじめとする多くのステークホルダーの皆さまとともに推進しています。


■ 協会概要

名称 :一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)
設立日:2023年5月10日
所在地:東京都中央区日本橋人形町2丁目25番15号 THE PORTAL Ningyocho 7階
代表者:理事長 井畑 敏
URL :https://guga.or.jp/

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