熊本地震の発生から1カ月となった28日、爆発事故で7人が犠牲となったイオンモール熊本には多くの人が献花に訪れました。この中には遺族の姿もあり、妻を亡くした男性は「まだ現実を受け入れられない」と今の心境を語りました。
【犠牲者の兄】
「周りは地震から日常に戻っていると思うが、そこにうまく入り込めていない感覚」
7月28日の地震後に上益城郡嘉島町のイオンモール熊本で発生した爆発事故では、従業員7人が命を落としました。
発生から1カ月となった8月28日には多くの人が訪れ、花を手向けていました。
また犠牲となった従業員の遺族も訪れ今の思いを語りました。
【犠牲者の兄】
「現場をすぐそば、手の届く所で実際に見て、正直、心境的にはきつかった。ここに埋まっていたのかと。現実を突きつけられた感じで、『苦しかっただろうな』と。亡くなった人は言葉を話せない。何か発表があっても『違う』とは言えない。100パーセントは分からなくても、80~90パーセントは出し尽くした報告を聞きたい」
【犠牲者の夫】
「まだ現実を受け入れられる時期ではないのかな。週に2、3回のペースで献花に来ている。『好きだった食べ物を少しでも持って行ってほしいなあ』という気持ちで(手向けている)。まだ、そこの場所で働いているのかなと。『仕事はもういいから帰っておいで』と伝えた」
また、会社の指示で建物に戻り、犠牲となった大竹 玖瑠美(くるみ)さんの遺族は、TKUの取材に「1カ月経ったというのもあっという間。日にちが経つにつれて、玖瑠美がいないという実感も湧いてくる。徐々に寂しさや悔しさが増している」というコメントを寄せました。
イオンモール熊本の爆発事故をめぐっては、経済産業省が事故調査委員会を設置しています。
