豊後大野市で愛される「幻のそうめん」を追え!その正体はコロッケ?そば?それとも…?
豊後大野市で愛される「幻のそうめん」を追え!その正体とは…。
私たちが向かったのは豊後大野市の原尻の滝。今回の調査指令は「豊後大野市で長年愛され続ける、一風変わった『幻のそうめん』を調査」というもの。期待に胸が膨らみます。
滝のそばで発見 パン粉の代わりにそうめんをまとったコロッケ
まずは滝の近くにある道の駅で聞き込みを開始しましたが、「知らないです」「そうめんチャンプルとか?」と、なかなか有力な情報は得られません。
しかし、ついに「豊後大野でそうめんって言ったら、流舞さんですよね」という声が!なんと、すぐ近くがそうめん屋さんだというのです。
精肉店で見つけた真の「幻」開店1時間で完売する鶏皮ソーメン
さっそく訪れたのは、そうめん流し専門店「流舞」さん。ここで、私たちは早くも一風変わったそうめんメニューを発見しました。
その名も「そうめんコロッケ」!
「中は普通のコロッケなんですけど、パン粉の代わりにそうめんをぐるぐる巻きつけて揚げている」と店の人。このユニークなコロッケ、開発には2か月もの試行錯誤があったそうです。油に入れた瞬間にそうめんがバラバラに散ってしまうため、まとめるのが非常に難しかったのだとか。
しかも、このコロッケには一つ注意点が。「食べづらいんですよ、これが」。あちこちに飛び散るのを我慢して食べるとストレスが溜まるので、「豪快に巻き散らしていただきながら」食べるのが正しい作法なのだそうです。
実際にいただいてみると、そのパリパリとした食感とコロッケの美味しさにびっくり!確かに飛び散るのですが、それもまた一興です。
「時代屋」とは
さらに、トマトを練り込んだ麺を使った「レッドそうめんコロッケ」や、そば粉を練り込んだ「そばそうめん」など、流舞さんには変わり種メニューが満載でした。
しかし、流舞さんの創業は4年前とのこと。「長年愛されてきた」という今回のテーマには、少し当てはまらないかもしれません。そこで、さらに聞き込みをしてみると…「それはやはり、時代屋さんの鶏皮ソーメンですよね」という新たな情報を入手しました。
精肉店で見つけた真の「幻」!開店1時間で完売する鶏皮ソーメン
次なる目的地は、三重町にお店を構える「肉の時代屋」さん。精肉とお惣菜を扱うお店です。
肉屋さんにそうめん…?と半信半疑で伺うと、「名前が、そうめんが付いてるので、鶏皮のそうめん」とのこと。しかし、お店のショーケースを見ると「完売」の文字が。なんと、ほぼ毎日、開店から1時間もたたずに売り切れてしまうというのです。これこそ、まさに「幻のそうめん」!
細く切った鶏皮を炭火で一気に焼き上げ、甘辛いタレで煮込んだ一品。ツヤツヤと輝くその姿は、神々しささえ感じさせます。
一口いただくと、ピリ辛で甘辛い味わいが口いっぱいに広がります。「噛めば噛むほど味が出てくるので、飲み込みたくないです。そのままここに、口の中に居させたいぐらい」とリポーターも大絶賛!流舞の店主が「酒のあてに、これはもう、どんどんいきます」と言っていたのも納得の、危険な美味しさです。
ご飯との相性も抜群で、温かいご飯に乗せれば何杯でもいけてしまいそう。お店の方によると、卵かけご飯の醤油代わりにしたり、納豆やスライスオニオンと混ぜたりと、アレンジレシピも無限大だとか。
県外からもこの味を求めてお客さんが訪れるというのも頷けます。
誕生のヒントは旅先に!呼子の「いかそうめん」
26年前の創業当時から人気を誇るこの「鶏皮ソーメン」。一体どのようにして生まれたのでしょうか。生みの親である宮本店長にお話を伺いました。
きっかけは、旅行で訪れた佐賀県呼子で食べた「イカそうめん」でした。その美味しさに感動し、「鶏皮でどげんかできんかな」と考えたそうです。
「盗人野郎じゃわな」と自虐的に話す店長。
竹尾リポーターは「パクるってなったら、イカでやるんですよ、普通。それを鶏皮でやろうっていう段階で、もう、オリジナルだと思います」と正論で返します。
旅先での出会いをヒントに、新しいものを生み出す。店長のアイデアマンぶりが、この絶品グルメを誕生させたのです。
スタジオでも、スタッフが朝から並んで手に入れた鶏皮ソーメンを実食。「これは悪魔的に美味しい!」「ずっと口の中に入れておきたいのが分かりますね」と、その味に全員が魅了されました。
今回の調査で明らかになった「幻のそうめん」の正体は、肉の時代屋さんの「鶏皮ソーメン」でした。手に入れるのは少し大変かもしれませんが、その価値は十分にあります。
道中で出会った「流舞」さんのユニークなそうめんコロッケも、ドライブのお供におすすめです。
