ヒマラヤ山脈を望む山道を進む車。
ネパールと中国の国境付近で大規模な土石流が発生して2日、FNNの取材班は28日、ネパール中部の町に入りました。
杉村祐太朗記者:
この先、土砂によって道が寸断されています。ショベルカーを使って今、土砂を撤去する作業が行われています。
多くの建物が土砂をかぶり、土石流のすさまじさを物語っていました。
男性は「友達の家が流された。すごく悲しい気分。よく『命が助かったから良かった』というが、これからどのように生きていけばいいか分からない」と話しました。
近くの川は土石流で岸がえぐられていました。
杉村祐太朗記者:
奥に見えるこの辺り、橋が架かっていたそうですが、洪水によって跡形もなく流されてしまったということです。
けが人などが搬送されている首都カトマンズの病院には、安否不明者の家族や友人が手がかりを探しに訪れていました。
女性は「洪水の直前まで夫と電話していたが、その後、連絡が取れなくなった。なんとか見つけたい」と話します。
そうした中、ネパール政府観光局は、安否不明者の氏名を国籍などとともに公表。
その中には5人の日本人の名前もローマ字で掲載されていました。
ヤマモト・トシタカさん、ヤマモト・リュウトさん、ヤマモト・カヨコさん、ヤマモト・カナコさん、ヤマモト・ハヤトさんです。
ネパール当局は、SNSや公式サイトを通じて今回の土石流について頻繁に発信し、安否不明者や救助された人の氏名などを公開して安否確認につながる情報提供を呼びかけています。
各地で行方不明者の捜索が続く中、新たなリスクも出てきました。
今回の氷河崩落によって、国境付近に新たな“自然のダム”ができ、今後、雨が降って水があふれれば決壊し、再び土石流が発生する可能性があるということです。
