復旧の目途は立っていません。熊本地震で震度6強の揺れに襲われた八代市にある熊本高専八代キャンパスは校舎や学生寮が被害を受け、新しい学期が始まる9月下旬までの復旧は難しい状況となっています。対面とリモートを組み合わせた授業などを検討しているということです。
八代市平山新町にある熊本高専八代キャンパス。地震当時、学校は定期試験を行っていて、約400人の学生がいたものの全員無事でした。しかし熊本地震の影響で天井や壁に隙間ができたり、地面に段差ができたりするなどの被害が出ました。
熊本高等専門学校・林健司校長:
「ここが真っすぐのはずだったのが、5センチから10センチずれていて、建物が向こう側に傾いたと思う」
八代キャンパスでは、約700人の学生のうち300人ほどが寮生活。4階建ての女子寮が漏水する被害もありました。教職員が発災から2週間ほどかけて排水作業にあたったものの、学生たちが生活できない状態が今も続いています。
長野放送・大日方勇斗記者:
「こちらの図書館は地震の影響で棚がいくつも倒れてしまっていて、床は散乱した本で足の踏み場がないほどです」
熊本高等専門学校・林健司校長:
「手がつけられない。ここは書架ごと交換しないと危ない。これだけの本を一旦、外に出して、それから新しい書架を入れて元に戻すという作業が必要ですので、後期が始まるまでに間に合うかどうか危ないところ。不安を感じている」
新しい学期がスタートするのは9月28日。学校は9月に校舎や寮の安全確認などを行う予定ですが、現状では新しい学期の開始までの復旧は難しく、対面とリモートを組み合わせた授業などを検討しているとしています。
学校によりますと、図書館の状況も発災時のままで復旧作業は9月以降になる見通し。9月28日の授業開始に向けて準備中ということです。
