近畿・徳島は厳しい暑さとともに深刻な雨不足となっています。
この気象の要因、そして今後どうなるのか。
片平敦気象予報士が解説しました。
■続く”危険な暑さ” 26日は近畿・徳島の半分以上の観測所で35度以上観測
近畿・徳島では暦の上では秋になった今も「危険な暑さ」が続いています。
【片平敦気象予報士】「もう来週のこの時期には9月に入ってくるというのに、まだまだ“猛烈な残暑”が続いているわけなんです。
熱中症の危険度は引き続き高いという状況になっています」
26日の最高気温(前日差)は兵庫県豊岡市で37.7度(+1)、大阪市で35.4度(+1)、和歌山・潮岬で31.5度(±0)、徳島市で36.4度(+2)に。
近畿・徳島にある72の観測所のうち41カ所で最高気温が35度以上となりました。
■「極端気象」 西日本は深刻な雨不足 東日本は豪雨被害も…
同時に近畿・徳島では深刻な雨不足の状態になっています。
【片平敦気象予報士】「雷雨は結構あちこち山沿いで夕立みたいに起きてるんですが、長いこと広い範囲で降ってるわけではないということで、それでやっぱり雨が少ないという状況になっているわけなんです」
25日までの30日間の雨量をみると、近畿・徳島は例年の20%以下というポイントが多くなっています。
一方で東日本は、千葉での豪雨など例年よりも降っているエリアが大きくなっています。
片平気象予報士は豪雨と水不足が同時に起きている状況について「極端気象」ということが使われるようになっていると解説します。
【片平気象予報士】「今、『異常気象』って言葉じゃなくて、『極端気象』って言葉を使います。
降るときには、ダーッと降ってしまって短時間でいっぱい降っちゃって、降らないときは全然降らないから渇水が起こる。
つき合いにくい雨の降り方がこの温暖化が進んでくると、こういうことが起こりやすいっていうのも研究でも言われてるわけなんです」
■強い「夏の高気圧」=晴れ
雨不足をもたらしている気象条件。それは強くなった夏の高気圧だといいます。
【片平敦気象予報士】「夏の高気圧=太平洋高気圧がとても強くて、西日本をしっかりと覆っていたんです。
晴れるということは雨雲があまりできなかった。それでこの晴れる日が多くて、まとまった雨が降りにくいという気象状況になっていたといえると思います」
■27日から天気崩れるも雨不足を一気に解消するほどまでにはならない状況
今後の天気について、あす=27日は北から雨雲がやってきて、雨ということも出てくる予想です。
秋雨前線によって北部は雨雲がかかりやすくなり、南部でも時折雨雲が現れる予報です。
ただ、南部は「まとまって降る」というほどにはならない見通しで、雨不足を一気に解消するほどまでにはならない状況です。
ただ、雨が降る際には注意が必要だといいます。
【片平気象予報士】「降るときには雷を伴って激しく降る恐れがありますから、降ってしまうと、数時間は土砂降りになる。
雨の降り方には気をつけていただきたい状況になります」
■危険な暑さ続く 天気崩れても熱中症の危険度は「危険」ランク
気温は、各地熱帯夜になりそうです。
天気が崩れる影響できょう=26日に比べたら低いものの、それでも最高気温は大阪・京都・大津などでは35度、奈良、徳島では36度となっていて、熱中症の危険度は一番上のランクの危険という状況です。
そして、金曜日(28日)と土曜日(29日)は広い範囲で雨が降りそうですが、日曜日(30日)以降は回復して、また厳しい暑さがやってきます。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年8月26日放送)
