正副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑などで揺れる福岡県議会の蔵内勇夫議長が25日付で議員を辞職しました。
辞職願は事前に預けられ、25日に板橋聡副議長が開封し、受理されました。
板橋副議長によりますと、辞職願が入った封筒は議会事務局に預けられていて、24日に板橋副議長が議会事務局長から受け取りました。
この日の朝、蔵内氏は「25日に東京で開催される女性議員研究交流大会での全国都道府県議会議長会会長としての職責を全うしたうえで、福岡県議会議員の職を辞することとしました」とのコメントを発表していました。
そして25日に板橋副議長は蔵内氏と電話で連絡を取り、蔵内氏から「開封をしてかまわない。よろしく頼む」と言われ封を開けたということです。
この電話では辞職の理由は特に伝えられなかったといいます。
封筒の中には「議員辞職願」1通だけが入っていて、「一身上の都合により議員を辞職したい」という内容が記され、署名は直筆だったということです。
蔵内氏の議員辞職について板橋副議長は「政治家の出処進退は、本人が決めることなので、私から論評するようなことではないと思っています」と述べるとともに、9月議会に向けてできるだけ速やかに議長を選出したいとの考えを示しました。
一方、蔵内氏は25日午後4時前に、議会事務局を通じてコメントを公表しました。
◆蔵内氏のコメント(抜粋)
「私自身の進退を巡って、これ以上県議会の混乱が続くことは、私の本意ではありません。新しい体制のもとで、県議会が一日も早く本来の役割を取り戻し、県民の皆様のための議論に全力を注いでもらいたい。そのためには、議長職だけでなく、県議会議員としても身を引くことが、今の私にできる責任の取り方であるとの結論に至りました」
また金銭授受疑惑については改めて否定し「辞職をもって、一連の問題の幕引きとする考えもありません」と記しています。
こうした中、自民党本部は、今週にも福岡県連の幹部から聞き取りを行うことにしています。
