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生活道路の法定速度が時速60キロ→時速30キロへ引き下げ「歩行者を優先した人に優しい運転を」

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毎日通り抜けている住宅街の路地や、通学路。中央線がない身近な生活道路で、車と歩行者がすれ違う瞬間にヒヤリとした経験はないだろうか。

こうした生活道路における法定速度が、2026年9月1日からこれまでの時速60キロから時速30キロへと引き下げられた。(標識による指定がある場合を除く)日々の暮らしを守るためのルール変更を前に、街では安全への意識を高める取り組みが始まっている。

わずかな速度差が事故につながることも

生活道路とは、中央線などがなく、主に地域住民の通勤・通学や買い物などに使われる道幅の狭い道路。国内にある道路の約7割をこうした生活道路が占めている。

生活道路とは、中央線などがなく主に地域住民の生活に使われる道幅の狭い道路
生活道路とは、中央線などがなく主に地域住民の生活に使われる道幅の狭い道路
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車が歩行者と衝突した際、走行速度が時速30キロを超えると致死率が急激に跳ね上がることが分かっている。高知県内だけでも、過去5年間で17件もの尊い命が生活道路での事故によって失われた。今回の引き下げは、悲しい事故を1件でも減らすための不可欠な見直しである。

街頭で広がる周知の輪とドライバーの声

施行を間近に控えた8月20日、高知市のJR入明駅前では高知県警本部の警察官らが立ち、通行するドライバーに向けて丁寧な呼びかけを行った。

呼びかけを行う警察官
呼びかけを行う警察官

「生活道路の法定速度が60キロから30キロに引き下げられます」

手渡されるチラシを真剣な表情で受け取るドライバーの姿が見られた。通勤途中に声をかけられた通行人は、「狭い道は速度が下がるのだろうなという程度の認識しかなかったので、これからはより気を付けないといけない」と話していた。

「これからはより気を付けないといけない」と話す歩行者
「これからはより気を付けないといけない」と話す歩行者

知らず知らずのうちに出していたスピードを見つめ直すきっかけになっている。

速度を守るだけでなく「人に優しい運転」を

ルールが変わることで、ドライバーの運転姿勢もまたアップデートが求められている。現場で啓発にあたった県警本部交通規制課の野中信吾次長は、次のように語る。

野中信吾次長「人に優しい運転を心がけて交通安全に努めていただきたい」
野中信吾次長「人に優しい運転を心がけて交通安全に努めていただきたい」

「速度を守ることのみではなく、歩行者を優先した人に優しい運転を心がけて交通安全に努めていただきたい」

法定速度の引き下げは、単なる罰則の強化ではなく、地域で暮らす子どもたちや高齢者、すべての歩行者が安心して歩ける環境をつくるためのものだ。

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