1日4000人が訪れるこの時期の富士登山、注意が必要なのは遭難だけではありません。「富士山の噴火」に備えた情報収集と対応の確認も必要です。

山小屋スタッフ(訓練・2026年7月):
噴火の可能性があります。登山者は下山してください

この日、富士宮ルートで行われていたのは「富士山に噴火の兆候が出た」と想定した訓練です。

関係者が登山者をすみやかに下山させ、「入山規制」をする動きを確認しました。

忘れてはいけないのは「富士山は活火山」だということ。

専門家はマグマの性質から、兆候が出て「早ければ数時間で噴火する可能性がある」と指摘します。

静岡大学 火山学・小山真人 名誉教授(6月29日):
三宅島・伊豆大島(マグマに)粘り気が少ない火山の例で考えると、前兆的な地震が起き始めて下手をすると、数時間以内に噴火はあり得る

2026年6月、山梨県は吉田ルートに避難シェルターを2基設置しました。

鉄筋コンクリート製で270人収容可能です。

静岡側では・・・

高本圭市 記者:
現在静岡側にシェルターは整備されていませんが、私がいる富士宮口5合目のこちらにシェルター機能を持つ新しい施設の整備が予定されています

2029年のオープンを目指す施設には売店やトイレ、休憩スペースが設けられます。

屋根には「噴石に強い鉄板」が使われ、500人を収容するシェルターとしての活用も期待されています。

ただ全員は入れません。安全を確実に保障するものでもありません。

富士山が噴火したら噴石に加え、溶岩流、火砕流が発生するおそれもあります。

大切なのは「早い避難」と「登山の自粛」。

何らかの異常があると気象庁から「火山解説情報」の「臨時情報」が発表され、「入山規制」の措置が取られます。

頭を守るにはヘルメットも有効です。

県 危機管理部・山田真史 部長代理:
火山災害に対してはいつ起こっても対応できるように、訓練などを通じて継続してノウハウを引き継いでいくことが重要

装備・天候に加え「火山情報」も確認し、危機意識を持ってもらうことが重要です。

テレビ静岡
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