山の中でクマに襲われケガをした人をヘリコプターで救助するための訓練が福島市で行なわれた。

8月18日、消防や防災航空隊など約30人が参加した訓練。訓練は山の中で山菜採りをしていた60代男性がクマに襲われた想定で行われた。

《まずはドローンで確認》
福島市消防本部の栃窪和幸警防課長は「そこがどういう場所なのか、助けを求めている人がどういう状態でいるんだというのを、まず的確な情報として我々が入手する」と話す。
状況を把握後、ヘリコプターにレスキュー隊を乗せ、即座に現場へと向かう。クマの被害は搬送が遅れれば、重傷化するリスクが高まる。

《山間部や病院から離れている場合、最優先はヘリでの搬送》
栃窪課長は「地上からでは搬送がすごく長い時間になってしまったりするので、出血があれば出血が多くなってしまったりとか、夜になって気温が下がれば低体温とかにもなってきますので、重傷のリスクというのは高くなってきます」と話す。

そして、ヘリが飛び立って10分後…要救助者を担架に寝かせた状態で無事、救助成功した。
福島市消防本部の栃窪課長は「(今後救助の際には)安全で確実に迅速な対応を取っていきたいと思っております」と話した。

クマの出没が増えるこれからのシーズン。福島市では今後もこうした訓練を続けていくことにしている。

■熊の目撃情報が大幅増
福島県内では2026年に入り、848件のクマの目撃情報が寄せられていて、前の年の同じ時期と比べて259件増加している。
また、人身被害は2025年よりも5人多い10人に上っていて、警察は警戒を強めるとともに注意を呼び掛けている。

福島テレビ
福島テレビ

福島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。