千葉県で起きた豪雨被害。
死者は新たに2人増え、13人になりました。
県内の各地で被害が相次ぐ中、影響は、生産量日本一の地元の名産品にも広がっています。
約2700台、水没によって千葉県内で放置された膨大な数の車両は、今も街の至る所に残されたままです。
さらに、集められていたのは、豪雨で浸水した住宅などから運び出された災害廃棄物です。
千葉豪雨から6日目となっても、十分に進んでいない復旧作業。
被害は生産量日本一を誇る千葉の名産品にも及んでいます。
これまでに13人の死亡が確認されている千葉豪雨から、18日で6日目。
18日午後、高市総理が関係閣僚会議に出席し、復旧に向けた指示を出しました。
高市総理:
各大臣は千葉県と緊密に連携して、地元ニーズも踏まえて、一日も早い復旧に向けて全力で対応にあたってください。引き続き警戒を怠らず、緊張感を持って臨んでまいりましょう。
政府・各自治体によるスピード感ある対応が求められる中、新たな爪痕も明らかになっています。
収穫前の米ですが、田んぼにたまった水に稲穂が完全に漬かってしまっています。
こうなると、稲穂が発芽して使えなくなるそうです。
深刻化しているのは、農作物への被害です。
向かったのは、千葉市緑区にある落花生農家。
千葉県が生産量日本一を誇る落花生を10年以上にわたって作り続けています。
しかし、その落花生畑には驚きの光景が…。
あんばい農園・梅津裕一代表:
これがもう枯れて死んでしまっているけど、落花生が本来なら等間隔に植わっている。今この土砂の下に埋没して…。(Q. この並びですか?全部ですか?)一切合切なくなって…。本当に言葉が出ない。
落花生畑は土砂にのみ込まれ、辛うじて葉の先端部分だけが地上に出ている状態。
また、土砂に埋まっていない落花生は、冠水によって根がむき出しとなっていました。
あんばい農園・梅津裕一代表:
落花生の実が露出してしまって、太陽光が当たると殻が緑色になってしまう。売り物にはできない。
すでに3トンが出荷不能になっていて、農業機械と合わせた被害額は1000万円にも上る可能性が出ているといいます。
あんばい農園・梅津裕一代表:
これだけの雨が降ると、この先どれほどの規模の病気が出るのか想像がつかない。この先、収穫を本来迎えるはずだった子たちができなくなってしまうとなると本当に悔しい、ごめんねっていう気持ち。
被害は、街の広い範囲が水に漬かった大網白里市のネギ農家でも確認されました。
一面、長ネギを栽培しているという畑では、本来であれば緑色のはずの長ネギが黄色に変色。
畑が冠水したことで根から酸素を取り込めず、6月に植えたばかりの15万本のうち9割が枯れてしまったといいます。
フタバロジック・桑田健二代表:
悔しい、悲しい、つらい。ネギを食卓に届けられない悔しさ。育ってくれたネギたちにも、うまく育ててあげられなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです。酸素剤をいま供給し始めています。これで復活してくれればいいなと思いながらやっています。
