スパイ映画さながらの組織が日本にもできるのか?とひそかに話題になっているのが、7月、政府が新たに発足させた国家情報局です。
情報収集だったり分析の司令塔ということなんですが、どんな組織なんでしょうか。
今回、私たちはこの秘密に包まれた国家情報局がある場所をメディアとして初めて取材。
キーパーソンにも単独インタビューしました。
エレベーターの扉が開いた先には、これまでテレビカメラが踏み入れたことがない未知の場所が。
看板には「国家情報局」と書かれています。
高市総理(2026年5月):
情報力を高めることによって、国民の皆さまの安全を守る、安心を守る、国益を守る。
国民の監視が強まると指摘する一部野党などの根強い反対の中、7月に発足した国家情報局。
通常、政府内に部局が新設される際は“看板がけ”の様子が報道陣に公開されますが、この国家情報局は、政府から写真が提供されただけ。
取材の機会すらありませんでした。
そんな秘密のベールに包まれた場所を今回、FNNはメディアとして初めて取材することができました。
まず目についたのは、フロアのエントランスにずらりと並ぶ小さめのロッカー。
情報の漏えいなどを防ぐため、パソコン、スマホ、カメラなどの持ち込みが厳しく制限されていました。
そして、我々の取材もこのエントランスまでしか許可されませんでした。
ただ、この謎多き国家情報局が目指すものについて、18日、政権のキーパーソンである木原官房長官に単独インタビューを行うことができました。
木原官房長官:
非常に国際的に情勢が厳しい時代において、もう少し政府が同じ方向性で情報収集しなきゃいけない。その上で総合的に分析をすると。
中国・ロシア・北朝鮮など、安全保障上の脅威にさらされている日本に必要な、スパイ活動とは異なる“情報収集・分析力”の司令塔になると強調。
一方で、諸外国から日本は“スパイ天国”だとの声も聞かれる中、国家情報局の意義について聞くと…。
木原官房長官:
政府としては(日本が)スパイ天国とか、スパイという言葉は使っておりませんが、各国の情報機関はある意味秘密裏に諸工作を活発に展開していると。我が国もそのターゲットにされていることは間違いない。インテリジェンス機能の強化、これを施策として推進していく。
そのうえで木原氏は、政府として今後、いわゆる“日本版CIA”=「対外情報庁」の立ち上げを目指す方針を明らかにしました。
木原官房長官:
(Q. いわゆる“日本版CIA”について)諸外国の例なども参考にしておりまして、今まさに検討しているところ。ゼロから立ち上げるのではなく、今あるものを基盤としてさらに進化発展させていくと。
そして、「情報収集を強化することで国民への監視が強まるのでは?」との懸念の声が上がる現状には、「(国家情報局の設立意義は)まじめに生活をしている国民の皆さま方の安全や国益を守らねばならない。ですのでこの点は、心配していただくような必要はないかなと思う」と話しました。
