日豪防衛相会談などに出席するためオーストラリアを訪れている小泉進次郎防衛大臣は18日、首都キャンベラにある「キャンベラ奈良平和公園」を訪れ、公園内にある故・安倍晋三元総理大臣を追悼する慰霊碑に献花した。小泉大臣は腰を屈めて赤いバラと白菊の花輪をささげ、慰霊碑の前で頭を垂れ、5秒間ほど黙祷した。
慰霊碑は2022年7月に安倍氏が街頭演説中に銃撃され死去したのを受け、同年12月にオーストラリア政府などが設置した。碑には英語と日本語で「オーストラリアの良き友人、安倍晋三日本国首相の功績をここに称える」と刻まれている。
民主主義や人権という共通の価値観を持つ日豪関係の強化に力を入れた安倍氏は、総理としてオーストラリアを5回訪問し、日豪経済連携協定(日豪EPA)の批准、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)締結などを推進したほか、両国の防衛協力も進め、日豪関係を特別な戦略的パートナーシップへと押し上げた。なかでも、地域や世界の安全保障に深い影響を与えた、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」という安倍氏のビジョンは、「クアッド(日米豪印の枠組み)」の実現につながった。

安倍氏の慰霊碑には2026年5月、高市早苗総理も献花し追悼した。
「キャンベラ奈良平和公園」は奈良市とキャンベラが1993年に姉妹都市提携を結んだことを機に99年に整備された。首都キャンベラのバーリー・グリフィン湖畔にあるレノックスガーデンの中に造られた日本庭園風の公園。今年は日豪友好協力基本条約署名から50年の節目でもある。
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