サクラやウメの木を食い荒らして枯らす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の防除戦略について、自民党の環境部会等の合同会議は2日、緊急の提言を取りまとめ、笹川環境大臣に手交しました。
クビアカツヤカミキリは、幼虫がサクラ、ウメ、モモ等の樹木の中に入り込み、木の内部を食い荒らしてしまう外来昆虫で、食害された樹木の被害が拡大しています。特定外来生物に指定され、飼育・保管、輸入、販売、野外に放つことが禁止されています。
自民党は、7月にも提言を取りまとめ、政府の対策本部は9月に防除戦略を決定。2030年までに被害地域の縮小への道筋をつけることを目標に対策を実施する方針が示されています。
今回の提言では、「都道府県及び市区町村が直ちに防除を強化しようとしても、令和8年度予算では必要な財政支援に十分対応できていない。令和9年度当初予算が執行可能となるまで支援の空白が生じる」と指摘。
さらに「秋頃までは幼虫への薬剤防除が有効であり、被害木の伐採・伐根等は成虫の羽化・分散前の実施が重要」として、取り組みを今冬から実施するため、令和8年度中に活用可能な財源を直ちに措置するよう求めています。
提言を受けた笹川環境大臣は、「我々日本人の心の拠り所であるサクラにも大きな影響を与えている。被害拡大防止のために自治体の後押しができるよう頑張りたい」と述べました。
