地震の発生から2週間が過ぎた中、被災地ではいまだに車中泊で避難を続ける人がいます。現状の把握に向けて、警察も見回りを行うなど活動を強化しています。
震度6強の揺れを観測し、住宅など約2500棟が被害を受けた八代市。プライバシーへの不安などから避難所に行かず、車中泊を続ける人も多く、警察が夜の見回り活動を続けています。
【警察官】
「家はしんどかったですか? まだ全然? だめですか? ぐちゃぐちゃになっていたんですね」
この日、商業施設の駐車場で警察が声をかけたのは、近くに住む田川 浩さん(73)。自宅は倒壊こそ免れたものの、続く地震への警戒感から車中泊を続けているといいます。
【田川 浩さん】
(避難所は)気をつかう?)
「そうです。気をつかう。家でゆっくり寝たい。そうもできない。多分、ドンと(地震)来たらまた飛び起きてすぐに動けないから」
取材班が田川さんの自宅を訪れると、部屋の中は大きなたんすが倒れ、物が散乱したままとなっていました。
【田川 浩さん】
「そうです。まいってしまう」
一人暮らしの田川さん。ホテル避難を申し込みましたが、避難先の確保について行政からの連絡はこの時点で、まだないといいます。
長引く車中生活の中で足はむくみ、心身ともに疲労は確実にたまってきています。
【田川浩 さん】
(まだしばらく車の中で寝泊りは続きそう?)
「そうですね。ホテル(避難)が取れればそこに行きますけど、分からない。でも、俺よりひどい人がいっぱいいるはずだから」
自治体が発表する避難者数には、田川さんのような車中泊などは含まれていません。
【石川県警 生活安全部 生活安全企画課 源安代課長補佐】
「相談やお困りごとを吸い上げて手続きや分かることをお伝えして、気持ちが少しでも前向きになるようにということを心がけてやっていきたい」
地震の発生から2週間が過ぎ、被災地には、数字には表れない支援を求める人たちが数多く存在します。
