熊本地震から2週間余りたった14日、九州の大動脈といえる九州自動車道が全面開通しました。
復興に向けて動き出す中、震災以来、行方不明だった飼い猫と再会を果たした男性も。

生活再建に向けて動き続ける熊本の皆さんの姿です。

九州の大動脈である九州自動車道が14日、全面開通。
一歩ずつ復旧が進む中、被災者の生活は。

宇城市の避難所で上がる歓声。
その理由は、夏の甲子園です。

2試合連続の逆転勝利で3回戦に進出した熊本代表の有明高校。
高校球児たちの諦めない姿に勇気をもらったのは、震災直後、練習場所がなくなってしまった熊本市の少年野球チームです。

震災直後は車で片道1時間半かけ、市外のグラウンドに通い練習を続けています。

熊本ブルーマーリンズ・慶悟君(11):
熊本の気持ちも込めて、全国優勝してほしい。

野球チームに所属する慶悟君は、地震発生当時、イオンモール熊本にいたといいます。

熊本ブルーマーリンズ・慶悟君(11):
その時、イオンモールにいて(逃げてる時に)爆発した。地震が起きた瞬間パリンパリンいって、きゃーって感じでみんな外に逃げてました。

こうした被災地の子供たちにとって、有明高校の活躍は希望の星となっています。

長引く避難生活。
熊本県内では今も3600人以上が避難生活を余儀なくされています。

とけい・メガネのいとう 伊藤実さん(71):
トイレも大変だし洗濯ができない。早くお水が出るように、早く蛇口から出したいです。今はもう大変、水運んできていて。

最大震度6強を観測した熊本・美里町。

地震から1週間近く車中泊生活を強いられた上村さん一家。
自宅は半壊し、ペットの猫も行方不明のまま。

ペットとの思い出が残る自宅。
発災から約2週間たったこの日、奇跡が。

上村さん:
ムギちゃん!ムギー!ここにおる。ムギ?

半壊した家屋の中で響く猫の鳴き声。
ムギの声をたどっていくと…。

上村さん:
屋根裏?上?…生きとったねお前。ムギ!おったねお前、よかった!

猫のムギは屋根裏に隠れていました。
発災から13日後、ようやく再会を果たすことができたのです。

上村さん:
震災ぶりだ、よかった。死んだかと思ったです。お母が喜ぶぜ。よう生きとったね。

上村さんは「また(家族が)戻ったみたいな感じで。諦めてたんですけど、本当にうれしいです。泣きそうです。少しでも前向きに前向きに頑張っていくだけかな」と話しました。

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