新宿駅前のビラ配りが接点に

渋谷区の条例では、駅前などでの客引きを、業態によらず原則禁止しているのに対し、新宿区では、居酒屋やカラオケ店などに限定しているため、こうした勧誘が横行している。

取材班は、メン地下の1人に話を聞くことができた。

メン地下:
(勧誘は)僕は20時からですね。(中略)熱意のある人は、終電までです。(声をかけるのは)20代、30代ですね。10代も声かけるは、かける。特徴的な服を着ている子は、声かけて止まってくれることが多い。

一方、ライブ会場に来ていた女性たちに、メン地下を知ったきっかけを聞いてみると…。

20歳女性:
なんかチラシ配られて、行ってみようかなという感じ。渋谷の駅で。

19歳女性:
友達から誘われた。(友達はなんで知ったのか)ビラ配り、新宿駅前。

駅前でのビラ配りが、実際にメン地下との接点となっていることが明らかになった。

では、なぜライブに通うようになったのか。

10代女性:
(毎月どれぐらい使ってる?)月は100ちょい。(そのお金はどういうふうに?)えっと、親から。100万以上使っている子は結構います。

「有名になりたいとかはない」

極めて高額なファンサービスによる問題も発生している。

保護者が警察に相談する事態になっていて、警視庁が、未成年の少女について、メン地下に関連して受けた相談(各年1~7月)は2022年は4件だったが、翌年には6倍の24件に。今年も11件となっている。

ビラ配りについて、新宿区に問題がないのか聞くと、「メンズ地下アイドルに特化した対策の予定はないが、引き続き治安の向上に取り組んでいく」と回答した。

様々な問題を引き起こしているメン地下たち。彼らは本当にアイドルとしての成功を目指しているのか。

メン地下:
有名になりたいとかは一切なくて、お金を稼ぐっていうことに重きを置いてる。

「金のため」と明言するメン地下。では、少女らが、危険な推し活にのめりこまないようにするには、どうすればいいのか。

NPO法人BONDプロジェクト 橘代表:
お小遣いを渡したはずなのに、もっとちょうだいって言ってくるとか。そうなったら、やっぱりお金のかかる場所にまあ行っちゃってるのかなっていうことは、心配したほうが良いのではないか。

駅前のビラ配りという、少女たちの身近なところに潜んでいるメン地下の勧誘。いわば法の抜け穴となっているなか、少女たちの安全を守る方法を考えていく必要がある。
(「イット!」8月12日放送より)

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