7月28日に発生した熊本地震から2週間が経ちました。大きな災害を経験した子どもたちの心や体には色々な変化が起こることがあります。周囲の大人はどう寄り添えばいいのか、専門家に聞きました。

この日、美里町 堅志田のコミュニティセンターには、元気な子どもの声が響いていました。

被災した家屋の片付け作業の近くに子どもがいては危ない。安全に過ごせる場所をつくろうと、民生委員・児童委員の大木真美さんが居場所を用意しました。大木さんは、地震後の子どもたちの様子についてこう話します。

【民生委員・児童委員 大木真美さん】
「子どもたちはいろいろな体験をしている。『前の日に来る』と言っていたけれど来られなかった子どももいて。それは『お母さんから離れたくない』すごく怖い思いをして。私が台所で作業をしていると『そばにいて』と言いに来る子が、きのうはすごく多かった」

大きな揺れに動揺し、不安や恐怖を抱くのは当たり前のことです。そんな子どもたちに、私たち大人はどう寄り添えばいいのか。心理学を専門とする尚絅大学の浜崎隆司教授に伺いました。

【尚絅大学 浜崎隆司教授】
「しばらくは子どもの話をきちんと聞いてください。親から見てつまらない、価値のない話でも聞いてあげてください。それが一番落ち着く、第一歩だと思う」

子どもが抱えるストレスは、どのように現れると考えられるのでしょうか。

【尚絅大学 浜崎隆司教授】
「まず感情的なものが出てくると思う。急に泣いたり、急に夜中に起きて大声出したりとか。それは震災後、ショックがあった後の普通の反応ですので、基本的には『大丈夫』という言葉がいいと思う。1年2年くらいは突然驚いたり、泣いたりするけれど、それも普通の反応なので『大丈夫だよ』『しんどかったね』と」

また、スキンシップも大事な関わりの一つだそうです。

【尚絅大学 浜崎隆司教授】
「お母さんが安心した顔、うれしい顔を子どもに見せると、子どもは〈自分がいることで親は喜んでくれる〉と。人間の幸せはそういうときに感じる」

地震の発生から2週間、心が落ち着かないという大人も少なくないと思いますが、浜崎教授は「まずは大人が落ち着き、子どもを受け止めることが大事」と話していました。

テレビ熊本
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