熊本地震の発生から11日で2週間です。また、関連死含め死者6人、行方不明者1人を出した2025年8月の記録的大雨から、ちょうど1年です。被災地の中には、去年の大雨の復旧工事もままならないうちに、今回の地震で再び被害を受けた地域も少なくありません。
【寺田菜々海アナウンサー】
「宇城市小川町の南部田という地区です。アスファルトが陥没して、側溝との間に1メートル以上でしょうか、段差ができています。道路は隆起していて、でこぼことゆがんでいます。車の通行は難しい状況です」
震度7の揺れに見舞われた宇城市は、およそ8190世帯(11日午後2時時点)で断水が続いています。南部田地区では地面がえぐれて、地下の送水管がむき出しになるなど被害が至るところで見られます。
一方、こちらは山手の方にある海東地区。熊本県内トップクラスのショウガの産地です。1年前の記録的大雨では土砂崩れなどが発生し、大きな被害が出ました。その復旧工事すら、まだ手つかずのところもある中、再び自然災害が襲いました。
【ショウガ生産者 岡崎賢治さん】
「(去年の豪雨で)ここの道路が崩れ落ちて通れなくなっていた。(応急的に)土嚢を積んでもらっていたが、今年の(梅雨時期の)雨で少し沈んだのと、今回の地震でさらに沈んで、これだけ段差ができてまた通れなくなった」
ショウガや柑橘類を育てる岡崎賢治さんです。去年の大雨では近くの山が崩れ、畑に土砂が流入。復旧工事を待っていたところで、また、被災してしまいました。
地震から3日間ほどは停電していたためスプリンクラーで散水ができず、それに加えて、この猛暑と雨不足。去年の大雨と今回の地震の被害を乗り越えたショウガも、一部で〈葉が焼けてしまう〉など、高温障害が心配されるといいます。
度重なる、自然の猛威。試練は続きますが、前を向き、踏ん張っています。
【ショウガ生産者 岡崎賢治さん】
「がっかりするところもあるし…でも、自然災害だから、そこは農業やっている限りはしょうがないかなと思う。前向きにいくしかない…」
