福岡県議会の最大会派、自民党県議団の新しい会長を選ぶ選挙が10日行われ、若い会長が誕生しました。
◆自民党県議団 松尾統章 会長(当時)(7日)
「本日をもって、自民党福岡県議団会長を辞任することを決断いたしました。皆さま方には、どうかご理解をいただきたいと思います」
自民党県議団の松尾会長は熊本地震の発生直後に政治資金パーティを開き、その後の対応のまずさなどもあって辞任に追い込まれました。
自民党としてその後の体制をどうしていくのか。
10日朝、県議会では会合を開く若手議員たちの姿がありました。
これまで会長には、当選を重ねたベテラン議員が就いてきましたが、金銭授受疑惑などで批判が寄せられる中、「このままでは来年の県議選が戦えない」との若手からの訴えに応じる形で異例の選挙が行われることになりました。
◆自民党県議団(2期目) 高橋義彦県議(43)
「けさ7時に立候補届けを出した。しっかり頑張ります」
立候補したのは、県議団の中では“若手”とされる当選3回と2回の2人だけ。
議長経験のある中堅の議員も出馬を模索しましたが断念し、40代の2人の戦いとなりました。
議員総会で、自らの思いを仲間たちに訴えます。
まずは渡辺勝将県議です。
◆渡辺勝将県議
「先輩方が培ってこられた経験や知恵を大切にし、それぞれの立場や考えを尊重しながら、1つの会派としてより強い県議団を再構築していくことが必要だと考えています」
続いて高橋義彦県議。
◆高橋義彦県議
「全国からこれまでにない批判の対象になっていること。我々は深く自覚する必要があると思います。私自身が当事者になってしっかり変えていく。それが必要だと思い、このたび立候補を決意しております」
熱の入った2人の演説、支持を集めたのは果たして…。
開票の結果、渡辺県議が20票、高橋県議が19票と、わずか1票差での決着となりました。
◆新会長に選ばれた 渡辺勝将県議
「直面している県議会の問題、自民党県議団の問題を、若い力で少しでも前に進めていけるようにとの期待の証じゃないか」
議員辞職した中尾正幸氏の後任の副議長については、第一会派として自民党が取りにいく考えを明らかにしました。
新会長の選挙について蔵内議長は…。
◆福岡県議会 蔵内勇夫 議長
「互角でした。2人とも若いけど、立派な考えを持っていますね。議会を変えていかなきゃいけないと、自民党が信頼を取り返さなきゃならんと感動しました、聞いていて」
地に落ちた信頼を回復させることができるのか、渡辺新会長には、さっそく難しい舵取りが課されています。
