58歳の息子が介護疲れを理由に、80歳の母親を踏みつけるなどして死亡させた疑いで逮捕されました。
現場周辺を取材すると、10年以上前から母親に対する男の叫び声などが響いていたことが分かりました。
傷害致死の疑いで逮捕されたのは、大阪・岬町の無職・釣野嘉樹容疑者(58)です。
事件は7月10日未明、2人が住んでいた自宅で起きました。
警察によりますと、釣野容疑者は介護が必要な80歳の母親の体を踏みつけるなど暴行。
その後、自ら119番通報し「虐待をしてしまって息をしていない」と話したといいます。
釣野容疑者の母親は、搬送先の病院で死亡が確認されました。
母親は左右の肋骨8本が折れていたということです。
また、司法解剖の結果死因は外傷性ショックだったことが判明しました。
現場となった自宅で13年ほど前から母親と2人で暮らしていた釣野容疑者。
4年ほど前には仕事を辞め、母親の介護に専念していました。
現場の周辺に住む人たちは、釣野容疑者の普段の様子について「最後に会ったの1カ月以上前だと思いますけどね。表情も全然そんなに暗いわけでもない。いつも結構元気よく挨拶してくれるので」と話します。
一方、釣野容疑者の自宅からは「大声が聞こえた」と話す人もいました。
近隣住民:
妻いわく夜中によく騒いでた、わめいていたっていうのはあったようです。それがどういったわめき方なのか、暴力とかそういった虐待があって、痛いとか、ワー、ギャーとか言ってたのか、ただ言い合いの大声で叫んでたのかはちょっと分からないです。
近所の人によりますと、10年ほど前から「はよ、めし作らんかい」という怒鳴り声やバンという鈍い音。
さらに、パンパンと手をたたくような音が聞こえていたということです。
ほかにも「顔が腫れている母親を見た」などと話す住民もいました。
過去にも母親への暴行の疑いで逮捕されている釣野容疑者。
調べに対し、「私がやったことに間違いありません。介護疲れで日常的に暴行していました」と供述し、容疑を認めているといいます。
警察は暴行が日常的に行われていたとみて調べを進めています。
