「岡山がルーツの酒米、雄町米でオリジナルの日本酒を造りたい!」そんな夢を持った男性が真庭市の酒蔵で修業を続けている。7月14日、その男性が初めて手掛けた日本酒を試飲する日を迎えた。どんな味に仕上がっているのだろうか。

◆海外赴任時に日本酒に魅せられ脱サラ 酒蔵開業の夢に向かって修業中の男性が初めて作った日本酒

「感慨深い。何とか苦労してここまで来られた。楽しみ半分、不安半分、若干不安の方が大きいかな」

岡山市出身で、真庭市の老舗酒蔵・辻本店に勤める井上翔太さん(34)が日本酒に魅せられ、自分で酒蔵を開業し、酒を造ってみたいと思うようになったのは、サラリーマンとして海外に赴任していた時だった。日本酒は地域ごとにいろんな味があり、すごく面白い。他の商品とは違う。それを本気で造ってみたいと思ったという。

そんな井上さんにとって3年間の修業の集大成となる、雄町米で醸した日本酒が瓶に注がれていく。この日は、酒造りの師匠とともに初めてその味を確かめるという。

井上翔太さん
井上翔太さん
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◆酒造りのノウハウをゼロから…真庭市の酒蔵老舗での修業を経て誕生させた日本酒「Ryok」

修業の場として門を叩いたのが辻本店。酒造りのノウハウをゼロから学び、2026年2月、初めてオリジナルの酒の仕込みに取り掛かった。

商品名は、「みんなで楽しみながら酒を飲む」という意味の漢語、「紅灯緑酒」から「Ryok」とした。アルコール度数を低めにして、日本酒初心者でも飲みやすい酒に仕上げたという。

井上さんが仕上げた日本酒「Ryok」
井上さんが仕上げた日本酒「Ryok」

◆師匠と試飲…アルコール度数12度の日本酒の出来に「めっちゃハッピー!」

酒造りの師匠、杜氏の辻麻衣子さんも試飲に立ち会います。

「めっちゃおいしい」
「ヨーグルトっぽい感じで香りは良い」
「けっこうしっかり味が出ていてアルコール度数12度(の低さ)とは思えない。めっちゃハッピー!」

師匠である杜氏の辻麻衣子さん(右)と試飲
師匠である杜氏の辻麻衣子さん(右)と試飲

◆「岡山の人に飲んでほしい…」将来は雄町米を使った日本酒をブラッシュアップして世の中に提案

「Ryok」は26年9月7日に初出荷し、8月末には岡山市内で試飲イベントを予定している。

井上さんは「岡山にはこんな面白い酒がある、雄町米があることを知ってもらうのが一番」と、岡山の人に飲んでほしいと語った。そして、自分が酒蔵を起業したらそれをもっと前に進めたい、もっともっとブラッシュアップして良い商品を世の中に提案したいという将来の夢も見据えていた。

辻本店 井上翔太さん
辻本店 井上翔太さん
岡山放送
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