8月5日は「仙台七夕花火祭」が杜の都の夜空を彩りました。祭りを未来へつなげていくために…舞台裏を取材しました。
実行委員会
「みなさまのご支援よろしくお願いします」
7月20日、「仙台七夕花火祭」の実行委員会が募金を呼びかけました。
募金した人
「祭りがなくなると仙台も寂しくなるので、ぜひ続けてほしい」
物価高などの影響で、祭りを開催・継続するための企業からの協賛金が集まりづらい状況が続いていると、実行委員長の鎌田隼さんは話します。
仙台七夕花火祭特別委員会 鎌田隼特別委員長
「私たちだけでは難しいので、まちや市民を巻き込んで、花火祭りを成功させるのが大事」
福島県出身の鎌田さんは大学進学を機に仙台へ移り住み、青年会議所で9年間、七夕花火祭の運営に携わってきました。
今年は青年会議所のメンバーとして迎える最後の花火大会です。祭りには若い世代も巻き込みます。
高校生ボランティア
「実際に自分が携わってみて、見えないところで努力している大人がたくさんいることに驚いた」
花火祭り前日の8月4日。
七夕花火祭特別委員会警備責任者 千葉侯副委員長
「爆竹を森の中に入って、要所で鳴らすクマの追い払いを実施する」
実行委員会が最も気を配るのは、訪れた人たちが安心・安全に花火を楽しめる環境づくりです。
相次ぐクマの目撃情報を受け、爆竹や電気柵を使ったクマ対策を、初めて本格的に実施しました。
仙台七夕花火祭特別委員会 鎌田隼特別委員長
「皆さんに安心して花火を楽しんでいただくために、やれることはやりたいと思う」
スタッフ
「左側通行にご協力お願いします」
花火打ち上げ1時間前、会場では、最後の準備が続いていました。
来場者
「人が入っていて、規制してくれています。ロープ張って。今年また全然違うね」
協賛会によりますと、5日はおよそ45万人が会場を訪れました。
花火を見る男の子
「緑とかドッカンとするときれい」
埼玉から夫婦で帰省
「妻が誕生日なので、埼玉から仙台に帰るきっかけにもなる。地元の有志が頑張っているのが伝わってくるので、花火祭はみんなで作り上げるものかなと思う」
友人と観覧
「コンビニなどで、花火祭の募金箱をよく見るので、私たちでも一人ひとりができることをやっていけたらいい」
仙台七夕花火祭特別委員会 鎌田隼特別委員長
「花火が上がるまで、いろいろと不安だったが、上がったところを見て、見ている方が笑顔になっているのを間近で感じて、希望というテーマにしてよかったと思う。自分がこれだけ携わって、上げてもらった花火って、こんなに感動するんだなと思いながらしみじみ見ていた。ここまで仙台青年会議所の先輩方がつないできた思いをつなげることができてよかったと、ほっとしている」
静けさが訪れても、祭りは終わりではありません。打ち上げられたあとの花火のごみを、丁寧に拾っていきます。
仙台青年会議所のメンバー
「自分が運営側を経験して、こんなに大変なことがあったのだと、やって初めて知った。観客として楽しませてもらった分、自分ができることをやりたいと思う」
仙台七夕花火祭特別委員会 鎌田隼特別委員長
「毎年、テーマは実行委員長や実行委員会によって少しずつ意味合いが違うかもしれないが、市民が笑顔になって、まちが良くなっていくようにという思いは変わらないので、そこにつながる花火であればいい」
多くの人の手と、思いでつくり上げられる「仙台七夕花火祭」。伝統を、未来へつないでいきます。
