2026年3月下旬に長野県岡谷市の諏訪湖畔に無許可で設置されていた釣り用の台座や木道が見つかった問題。県諏訪建設事務所が「警告書」を張るなどして、撤去や原状回復を求めたが、期限を過ぎても放置されたままとなっていたため、8月6日までに撤去した。担当者は、「事故につながる恐れもあるので、許可なく構造物を設置することはやめてほしい。許可のない台座への立ち入りも控えてほしい」としている。
「警告書」が何者かにはがされる…
岡谷市南宮の諏訪湖畔で、2026年3月下旬に見つかった無許可で設置された釣り用の台座や木道。県の許可は得ておらず、河川法違反の「不法占用」にあたる。
県は「警告書」を張り出すなどして、設置した人に台座や木道の撤去と現状回復をするよう呼びかけた。
しかし、その後、警告書が何者かに、はがされているのが見つかった。
県諏訪建設事務所の担当者(4月取材):
「(警告書を)張ってから1日、2日でなくなっている。人為的なものかな」
県によると、撤去に応じない悪質な場合は、1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が科される可能性があるという。
県諏訪建設事務所の担当者(4月取材):
「今回、確信犯。悪意を持ってやったのでは。やった本人に原型復旧してほしい。非常にやるせない、他の人の利用の妨げになるような行為は辞めていただきたい」
撤去期限を過ぎても、手つかず…
警告書を張り直したが、撤去期限の5月11日を過ぎても、台座は手つかずのまま。
無許可の台座で釣りの経験がある人(5月下旬取材):
「作った人は(撤去を)嫌がるでしょうね。台を作ってみんなやっている。釣り場を作ってくれなきゃだめ、釣る場所がない」
6月に入っても、名乗り出る者はおらず、台座はそのまま。
県は6月26日、新たに「公告書」を掲示した。
県が台座や木道を撤去
そして、公告期限の7月27日を過ぎても、台座や木道は放置されたままとなっていて、県諏訪建設事務所は、8月5日から撤去作業を始めた。
6日までに、留め具を外して木材や石を運び出し、撤去を完了したという。
県諏訪建設事務所によると、諏訪湖畔では、無許可の台座が40か所で見つかって、その後、5か所は自主的に撤去されたという。
まだ、34か所が残っていて、撤去に向けて手続きを進めているという。
県諏訪建設事務所の担当者は、「事故につながる恐れもあるので、許可なく構造物を設置することはやめてほしい。許可のない台座への立ち入りも控えてほしい」としている。

