8月2日、大倉山ジャンプ競技場(北海道札幌市)で行われたノルディックスキーの大成建設チャレンジカップ大倉山サマージャンプ大会。男子は山形県山形市出身の布施飛雄真選手(18=東京美装グループスキー部)が成年組になって初優勝を飾りました。女子はミラノ・コルティナ五輪代表の北海道上川町出身・勢藤優花選手(29=オカモトグループ)が夏の札幌3連戦を3連勝と最高の形で締めくくりました。
布施選手は1回目、「練習でもあんなところまで飛んだことがなかったのでビックリしました」とヒルサイズ(=137m)を超える139.5mのスーパージャンプでトップに立ちます。そして、最後に飛ぶプレッシャーがかかる2回目は「すごく緊張したんですけど自分のジャンプができた」とK点(=123m)を超える129.5mをマーク。ビッグジャンプを2本揃え、東京美装グループスキー部に加入1年目で大会初優勝を果たしました。
前日の大会後、「飛ばなきゃよかったな~試技」と後悔を口にしていた北海道下川町出身のレジェンド葛西紀明選手(54=土屋ホームスキー部)。この日は試技を飛ばずに臨んだ1回目、「試技に使わなかったエネルギーを1本目に出せたので良い集中でした」とヒルサイズに迫る135.0mのビックフライトで7位につけ、大倉山につめかけたファンを沸かせます。2回目もK点を大きく超える132.5mと安定したジャンプをみせ今季最高の6位に入りました。試合後、葛西選手は「まだまだ、ああいうジャンプがちゃんとできるんだなというのが確信できましたし、(7位の二階堂)蓮にも勝ったし(笑)。メダリストにも勝ったし(笑)」と笑みがこぼれました。
一方、女子は「どんな試合でも1番を目指して(試合に)臨んでいるので、1番を維持できて良かった」と前日まで2連勝中だった勢藤選手が2本ともトップの飛距離を叩き出し、今大会も完全優勝。まさに貫禄の大会初制覇となりました。
◆大成建設チャレンジカップ大倉山サマージャンプ大会結果
【男子 成年組】
優勝 布施飛雄真(東京美装グループスキー部) 257.4(139.5m 129.5m)
2位 山本涼太(長野日野自動車SC)239.9(128.5m 130.5m)
3位 成田絆(ダイチ)237.5(129.0m 133.0m)
6位 葛西紀明(土屋ホームスキー部)227.0(135.0m 132.5m)
7位 二階堂蓮(日本ビールスキー部)221.4(117.0m 129.5m)
【女子組】
優勝 勢藤優花(オカモトグループ)194.3(121.5m 124.0m)
2位 中山和(日本ビールスキー部)158.8 (108.5m 121.5m)
3位 葛西優奈(日本航空スキー部)156.3(105.0m 121.0m)
◆試合後 布施飛雄真選手コメント
「この夏、表彰台には上がれていたので良い風と良いジャンプをすれば今日みたいな結果が出ると思っていたのですごくうれしいです。社会人1年目から良い出だしができていると思うので、このままで終わらないでこれから先の世界の舞台で活躍できるように頑張って練習していきたい。今季はW杯に出場することと、これからも国内戦が続くのでそこでも優勝できるように頑張ります」
◆試合後 勢藤優花選手コメント
「なかなか3連勝することもないですし、国内試合で優勝することも(今まで)ほとんどない経験だった。こういう試合の緊張感だったり、ジャンプを飛ぶことに対しての向き合い方を考え直すこともできた3日間だった。世界で勝つためにはこのレベルだと通用しないとこの3日間で強く感じたので、世界で通用するジャンプづくりや気持ちのつくり方を強化していかないといけない」
