最大震度7を熊本で観測した今回の地震。
大きな被害が出ているのが、熊本市に隣接する嘉島町にあるイオンモール熊本です。

爆発が起きたのは、地震発生から約1時間後のことでした。

大きな爆発音とともに建物の破片などが激しく噴き出し、周囲を一瞬にして白い煙で覆いました。

さらに、イオンモールの駐車場に止まっていたタクシーのドライブレコーダーも、爆発の瞬間を捉えていました。
タクシーに向かって、建物の破片とみられるものが飛び散っているのが分かります。

駐車場に止まっている車に吹き飛んだがれきが次々と直撃。
爆発した建物の粉じんで、辺り一帯がほこりまみれとなっていました。

また、爆風に巻き込まれたトラックの荷台には穴が開くなど、その衝撃のすさまじさがうかがえます。

爆発があったイオンモール熊本では3人の死亡を確認。
3人の安否が現在も不明となっていて、懸命な救助作業が続いています。

28日午後に熊本県で発生した巨大地震。
一夜明け、変わり果てた街の様相が見えてきました。

最大震度7を観測した氷川町では、強い揺れで線路に沿って立てられた電柱が無数に倒れていました。

さらに、住宅の倒壊も至る所で起きていて、道の駅の駐車場でも被害が。
一面にわたって地割れが発生し、足元の深さは約50cmほどありました。

震度7を観測した宇城市でも、驚きの光景が広がっていました。

直径2メートルはある大きな柱が折れて倒れ、下に止まっていた軽トラックを直撃。
運転席は原形をとどめないほど押しつぶされていました。

地震前に撮影された映像と比較すると、建物の入り口付近の筒状の支柱が真ん中部分からぽっきりと折れ、車に落下したとみられます。

また、道路が陥没して車が横転し、そのまま動けなくなっている様子も見られました。

市内を車で走ってみると、営業しているとみられるガソリンスタンドには、数十台の車が列を成して順番待ちをしていました。

そして、震度6強の揺れを観測した八代市では、製紙工場の煙突の一部が崩壊。
倒れた煙突のそばでは、多くの自衛隊員や警察官らが集まり、懸命な救助活動が行われていました。

建物内には11人が閉じ込められ、7人が救助されていますが、うち5人が死亡。
現在も4人の安否が分かっていません。

一方、熊本市では29日、最高気温35.1度を記録するなど、猛烈な暑さになっています。

汗をびっしょりかいた女性は、被害の状況について「上下水道も地下水道も電気止まっとるですね、ダメです。今ぼーって、頭がぼーっとしとるです。ライフラインが早くですね、これば良かったと思ってます」と話してくれました。

30日以降、被災地はさらに厳しい暑さが予想されていて、8月1日から4日連続で酷暑日に迫る暑さになる見込みです。

命を守るための対応が急がれます。