7月26日、高知県の香南市の天然色劇場で開かれた「みなこい港まつり」。すぐ隣の漁港にかけて多くの露店が並び、いい香りを漂わせていました。

午後6時、祭りの呼び物・よさこいのステージが始まります。このステージ、ほとんどのチームが2026年の衣装と振り付けを初めて披露することから「よさこい祭りの前哨戦」と位置づけられています。よさこい祭りに参加する踊り子隊12チームが顔をそろえ、2026年の「初踊り」です。

2024年、よさこい祭りで審査員特別賞を受賞した「祭屋よさこい踊り子隊」。2026年のテーマは「挑(いどみ)」。よさこいの原点を忘れずに子どもたちに夢を地域に活気をと挑戦を続けます。

会場を埋め尽くした多くの観客を、よさこいの迫力ある演舞が魅了しました。

観客の女性:
「最高ですね。すごい。みんなキラキラして素敵です」
Qよかったチームは
「ヤマキンでしたかね。そこが結構印象に残ってます」

観客の男性グループ」:
「タキオン」「タキオン」

演舞を見終わった観客の多くが印象に残ったと話す「TACYON」。よさこい祭りで2025年、地区競演場連合会奨励賞を受賞した「TACYON」です。

TACYONといえば、キレのある踊りとノリのいい音楽、そして趣向をこらした小物の演出でも人気のチーム。すっかり常連のチームですから、初舞台も余裕かと思いきや。

踊り子・女性3人:
「ドキドキします」
「緊張します」

TACYON・西澤理奈 代表:
「いよいよ(初踊り)ですね。まだ衣装に慣れてない踊り子さんも多いと思いますので、きょう人に見てもらったら、どう表現していったらいいかというのが、多分みんなわかってくると思いますので。胸を借りるつもりで、きょうはお披露目したいと思います」

2015年の結成以来、10作品目となる2026年のテーマは「NADESHIA」。強さと奥ゆかしさを兼ね備えた「大和なでしこ」を独自のスタイルで表現します。

衣装で目を引くのは、女踊りの背中側に付いた大きな白い花です。物価高騰の折、踊り子の参加費を少しでも抑えようと、飾りなどは自分たちで加工します。大きな花も大量生産の花飾りを基に、ナデシコの花らしくスタッフが一つ一つ形を調えました。

そんな衣装作りに心強い力となっているのが踊り子やスタッフのお母さんたち、通称「オバハンズ」です。被り物や小物を手作りするほか、壊れた小物をその場で修理までします。

髪飾りを修理する女性:
「下の花びらと上のビーズが外れてしまって、修理してます」

練習に励む踊り子たちのすぐ脇で影となり支える「オバハンズ」に西澤代表は―

TACYON・西澤理奈 代表:
「たいへんですが、がんばってもらいます。おらんとまわっていかないんで」

総勢12チームが初踊りを披露した「みなこい港まつり」。夏の夜空を焦がす情熱の乱舞が観客の胸に熱い感動を残しました。

「オバハンズ」が支えるTACYONは、8月9日のよさこい祭り前夜祭でトップバッターを努めます。

高知さんさんテレビ
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