夏休みを迎えた家族連れなどでにぎわう山梨・富士河口湖町。

富士五湖の1つ河口湖の駐車場に並ぶ「わ」ナンバーのレンタカー。
湖の周囲は外国人観光客の姿が目立ちます。

ところが今、観光地で相次いでいるのが外国人観光客が運転するレンタカーによる事故。
日本を訪れる外国人観光客が増え続ける中、レンタカーでの事故件数は3年で15倍以上に増加しています。

日本での運転について、外国人観光客からは「台湾は運転席は左で、日本は右」「(Q.日本での運転はこわい?)ちょっとね」「いつもウインカーをつけたいときにワイパーをつけちゃうの」など、さまざまな声が聞かれました。

山梨県警が公開した「外国人観光客によるレンタカー事故発生マップ」。
河口湖駅の周辺を見ると、繁華街からほど近い一角に17回も事故が集中している場所がありました。

そこで取材班が事故集中地帯を訪れてみると、かなり狭い道で周りに多くの家が立っている住宅街でした。
その周囲を見てみると、民泊など小規模な宿泊施設が数多く立ち並んでいました。

地元の人は「宿泊施設がいろいろあるので、それで事故が多いんじゃないか。レンタカーが多い。成田や品川ナンバーは海外の人が多い」「ここ狭い割にでかいワンボックスカーが入る。(Q.この先に何がある?)民泊。車がここに入っていったときに横をこすって。レンタカーの事故証明がほしいから警察を呼ぶ。もう10回以上ある、数え切れないぐらい」と話します。

そして、取材中にもこの“魔の細道”にレンタカーとみられる車が。

その道路脇には、運転していたら気づきづらい低い塀が立ち並んでいて、車がこすって削られたような跡があちこちに残されていました。

事故が急増している状況を受け、利用者の9割ほどが外国人だという地元のレンタカー店では、運転前に日本の交通ルールなどのレクチャーを徹底し、安全運転を呼び掛けていました。

一方で、私たちが事故に巻き込まれないためにはどうしたらいいのでしょうか。

交通事故鑑定人・中島博史さんは「現在の事情を考えると、『わ』ナンバーなどレンタカーを運転するのは海外からの旅行客の可能性がかなり高い。できれば自動車であれば距離を離れる。防衛的な行動を取る必要がある」と話しています。