東京で5店舗を展開する人気タイ料理店が、地方初出店の地として富山を選んだ。評判の看板メニュー「カオマンガイ」をはじめ、タイの定番から地方のコアなメニューまでが揃う本格派。オーナーが富山出身というゆかりも重なり、早くも地元で注目を集めている。

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東京発・地方初出店の舞台は富山

富山市上袋に今年6月、タイ料理店「カオマンガイ188号」がオープンした。東京都内で5店舗を展開してきた実績を持つ店で、地方への出店はこの富山が初めてとなる。

店名の「188号」は、店の前を走る道路が県道188号線であることから名付けられたもので、タイでは店の前の通りの名前を店名に付けることが多い文化があるという。その慣習にならった命名だ。

店を運営する大木時哉店長は、「東京で5店舗展開してきていて、今回地方に初出店するということで、富山県を選んで出店した」と話す。実はオーナーが富山出身であることも、この地を選んだ大きな理由だ。東京以外では唯一の出店先として富山が選ばれた背景には、そうした地元への思い入れがある。

看板メニュー「カオマンガイ」の魅力

店内で特に人気を集めているのが、店名にも冠された「カオマンガイ」だ。タイの定番料理として知られるこの一皿は、鶏肉をゆでたスープで炊いたジャスミンライスの上に、しっとりとした鶏肉を乗せたシンプルながら奥深い料理である。

ソースには、ショウガとタイのみそ、そしてレモンの果汁が使われており、さっぱりとした仕上がりになっている。口にすると、鶏肉が驚くほど柔らかくてしっとりしているて、その食感は印象的だ。サッパリしていて、夏でも最後まで美味しく食べられる。

ランチタイムには、カオマンガイにプラス料金を加えることで、日替わりのサラダやタイのおかず、具沢山のグリーンカレーが食べ放題になるビュッフェも用意されている。本格タイ料理をたっぷり楽しみたい人にとって、うれしい選択肢だ。

ディナーに光るプークンパッポンカリー

夜のおすすめとして大木店長が推すのが、「プークンパッポンカリー」だ。エビとカニの両方が入ったこの料理は、「エビだけとかカニだけとか多いんですけど、うちでは両方食べていただきたいと思って、両方入っています」という店のこだわりが詰まっている。

さらに玉子も加わることで、スパイスの効いたカレーにまろやかさが生まれる。海鮮のうまみが感じられ、スパイスが効いているが、玉子がまろやかにしてくれている。濃厚さとやさしさのバランスが絶妙な一皿だ。大木店長によると、ジャスミンライスと一緒に食べるとより一層おいしくなるという。

夜はタイのビールやアルコール類とともに料理を楽しむことで、タイ本場の雰囲気をより深く堪能できると店長は話す。

タイ人シェフが生み出す「本場の味」

「カオマンガイ188号」の料理を手がけるのはタイ人のシェフだ。タイの定番メニューにとどまらず、タイの地方で親しまれているコアなメニューまでを取り揃えているのも、本格派としての強みである。「タイの定番の料理から、地方のコアなメニューまで豊富なメニューを取り揃えたタイ料理が楽しめるレストラン」と大木店長が説明するように、その守備範囲は広い。

そもそもタイは常夏の国だ。暑い気候のなかで育まれた食文化は、日本の夏とも親和性が高い。「やっぱり暑い国らしい食文化が発達した料理なので、ぜひこの暑い夏はタイ料理を食べて元気になってもらいたい」という大木店長の言葉には、タイ料理への確かな自信がにじむ。

富山に本格タイ料理の新拠点

東京から富山へ。オーナーの地元への思いと、タイ人シェフが作り出す本物の味が結びついた「カオマンガイ188号」は、富山に新たなグルメの選択肢を加えた。オープンから間もないにもかかわらず早くも人気店となっているのは、その完成度の高さの証だろう。

暑さが増すこれからの季節、スタミナをつけて夏を乗り切るためにも、富山市で本格タイ料理を体験してみてはいかがだろうか。

(富山テレビ放送)

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