厳しい暑さが食にも影響を及ぼしています。
今、食卓を直撃しているのが野菜の高値。
中でもキュウリは平年と比べて35%値上がりしています。
夏に人気のあの定番メニューにも影響が広がっています。
ランチタイムには連日行列ができる人気店、東京・日暮里駅前の手打ちラーメン店「中国手打拉麺 馬賊」。
麺を打つ音が響く店内で注文が殺到していたのが、暑い日の定番メニュー「冷やし中華」です。
ところが、連日の猛暑でこの夏の味にピンチが迫っています。
取材班が24日に向かったのは、東京・あきる野市の農園。
作られていたのは夏野菜の代表格キュウリです。
東京地球農園・久保田武男さん:
ここがキュウリ畑なんだけど、もう巨大化しちゃってる。
梅雨時の雨を蓄えた地面から水をたっぷり吸い上げたキュウリが急激な暑さで急成長。
そのため、畑には育ちすぎて巨大化したキュウリがそこかしこに見られました。
しかし、大きくなりすぎたキュウリは規格外となり、出荷されずに廃棄されてしまうといいます。
東京地球農園・久保田武男さん:
出荷のスピードについていけない、農家の方が。3割くらい廃棄せざるを得なくなってしまう、もう市場に出せないから。
キュウリだけではありません。
同じ夏野菜のナスも巨大化して割れてしまうなどの異変に見舞われています。
そして、今後に向けても不安があるといいます。
東京地球農園・久保田武男さん:
暑すぎて“夏バテ”で…。いまこの畑では「ナスの花」があまり咲いていないでしょ?
旬の夏野菜が連日の猛暑で夏バテ状態なんだとか。
東京都中央卸売市場の最新価格を見ると、キュウリが平年に比べ3割以上高いほか、ナス、トマト、ピーマンといった夏野菜が軒並み高騰していました。
東京都心が5日連続で猛暑日となった24日も、取材した日暮里のラーメン店「中国手打拉麺 馬賊」では「冷やし中華」の注文が殺到していました。
冷やし中華ファンからはやはり、「この味にキュウリは欠かせない」との声が聞かれました。
この店にある4種類の冷やしメニューのうち一番人気は、担々麺を冷やし中華にアレンジした「馬賊冷やし」。
原材料費の高騰を受け2025年、200円の値上げに踏み切ったといいますが、2026年も夏野菜の値上がりとの我慢比べを強いられているといいます。
中国手打拉麺 馬賊・森光隆店長:
(Q.再値上げは)今本当はしたいところだけど、やっぱせっかくお客さんも暑い中、たくさんいらっしゃってるので、ちょっと頑張って…頑張ります。
