詰めかけた観光客の目の前に広がるのは、絵の具を溶かしたような青い水面。
北海道・美瑛町の青い池です。
強い日差しを受けた水が神秘的なエメラルドグリーンに輝く夏は、“ビエイブルー”を堪能するベストシーズン。
幻想的な風景に、海外からの旅行客も魅了されていました。
隣接する駐車場を見てみると、「わ」ナンバーのレンタカーが目立ち、北海道旅行を楽しむ外国人ドライバーが多いようです。
慣れない日本での運転に「台湾では左ハンドルで右車線を走るからそこが違います」「安全運転しています。妻と子どもが乗っているので」など戸惑う声も聞かれました。
夏の観光シーズンを迎える中、北海道では外国人観光客が運転するレンタカーでの事故が多発していました。
富良野市では、7月20日、香港から来た家族4人が乗るレンタカーが、別の車と正面衝突する事故が発生。
助手席に乗っていた中国籍の53歳の女性が死亡しました。
また、16日にも、JR富良野線の踏切で外国籍の男女5人が乗ったレンタカーが列車と衝突。
遮断機の内側には、原形をとどめないほど破損した白い車が残されていました。
北海道では、短期滞在で日本に入国した外国人によるレンタカー事故が、2026年の上半期だけで25件発生。
過去3年と比べ、最多のペースとなっています。
取材班は、JR富良野駅前のレンタカー店へ。
予約の3割ほどが海外からの旅行客だといいます。
トヨタレンタカー 富良野店・小家善隆店長:
7月に関してはインバウンドのお客さまが月に200件くらい。コロナの頃は落ち込んだが、それから復活して年々増加傾向。
23日も店には、外国人旅行者が続々と来ていました。
台湾から来た女性グループは日本旅行に備えて、初めて体験する右ハンドル・左側通行対策をしていました。
女性は「(日本に)来る前に練習したんです。台湾のドライブスクールで、日本の右ハンドルで練習しました」と話します。
スイスから来たギリシャ国籍の2人も初の日本での運転ということで、道路標識など日本の交通ルールについてじっくり説明を聞いていました。
その後、車に乗り込み、富良野名物のラベンダー畑へ出発。
道中では、しっかり一時停止の標識を守り、安全運転でラベンダー畑に到着しました。
一方、取材したレンタカー店では、日本の交通ルールを訳した店独自のガイドブックを作り、事故防止対策を行っていました。
トヨタレンタカー 富良野店・小家善隆店長:
英語、中国語、韓国語、タイ語で作成させていただいています。
さらに、道路標識などについても詳しく説明をするほか、店の壁には手作りの英語表記のポップがありました。
トヨタレンタカー 富良野店・小家善隆店長:
止まれの標識の無視や見落とし、赤信号で行ってしまうことが取り上げられているので、そういうものを中心に載せています。
