葬儀の料金を巡り、まさかのトラブルが相次いでいることが分かりました。

消費生活センターには「広告にある50万円のプランで申し込みをしたいと連絡したが、120万円のプランを提案された」「家族葬50万円との表示を見て連絡したら、案内されたプランは140万円であり驚いた」などといった相談が寄せられています。

葬儀のサービスを巡る相談件数は、2025年度に初めて1000件を超え、過去最多になりました。

中でも一番多い相談が、想定を上回る高額な金額のケースだといいます。

3年前に祖父を亡くしたという漫画家のカゲワサビさんも高額料金に驚いた1人。
自身の体験談を漫画にして伝えています。

葬儀の料金が当初の4倍になった漫画家・カゲワサビさん:
「こんな質素でいいの?」って言われて、びっくりしちゃって「そっちが書いたんじゃない」みたいな憤りみたいなものは感じてしまった。

身内だけで送る家族葬で当初は50万円のプランを希望しましたが、祖母の意向もあり、まずは100万円のプランに変更。
その後も追加料金が次々と発生したといいます。

葬儀の料金が当初の4倍になった漫画家・カゲワサビさん:
100万円のあとのオプションとか、戒名を決めるとか、ランクごとにお布施の金額が変わってとか、トータルでだいたい200万円。家族葬15人にしてはさすがに高いだろうという金額になった。

気づいたら50万円が4倍の200万円に。
祖父が亡くなった直後の状況で流されるままにオプションを追加してしまったと話しました。

葬儀の料金が当初の4倍になった漫画家・カゲワサビさん:
その時点では、葬儀社を変えるみたいな判断はできない状況だったので、私たち家族も実際亡くなる前から葬儀の予約するなんて、みたいなところがあって決めないままいっちゃったんですけども。冷静な時に時間を取って、家族で話し合えたほうがいいのかなと振り返って思います。

国民生活センターによりますと、葬儀の平均金額はこの6年間で79万円から30万円も増え、2025年度は109万円でした。

では、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
都内の葬儀業者に話を聞きました。

佐藤葬祭・佐藤信顕代表:
地域性やお葬式のやり方は様々なので、一言には言いがたいが、東京で一般的な家族葬は約100万円、一般葬になると約150万円。全然分からない人が一番見なきゃいけないのは、トータルでいくらかかるんですよという金額。

「佐藤葬祭」では、パンフレットにプランの総額を明記。
人件費や装飾用の花、ひつぎ代などが含まれた家族葬の基本プランは59万4000円です。

ここに火葬代や斎場の利用費、料理代などが追加され、総額は遺族の人数によって変わりますが、おおむね100万円から150万円となっています。

国民生活センターは、事前に情報収集することや葬儀社との打ち合わせは複数人で行うこと、万が一トラブルになった場合は、消費生活センターに相談するよう呼びかけています。

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