全国で問題となっている書店の減少。福島県郡山市の岩瀬書店では、営業時間を拡大して利用促進を図る。

■県内最大規模の書店
郡山市富久山町の岩瀬書店。福島県内最大規模、約30万冊の本を扱う書店でも新たな試みが…。
丹治響貴記者:「現在午後11時を回っていますが、まだ営業しているんです。広い店内を独り占めしたような感じでゆっくり好きな本を選ぶことができます」

■24時間営業スタート
この書店では7月16日から24時間営業をスタート。この日も午後11時を過ぎた店内に利用者の姿があった。「私は本が好きということで、24時間営業しているというのは非常にありがたいなと感じたので、きょう来店してよかったなと感じています」「夕飯も食べて、家のことも全部終わって、そのあとゆっくり寝る前に来るのにちょうどいいかなと思いました」と利用者には好評だ。
なかには店内の学習スペースで勉強する学生の姿も。「家で勉強するときよりも静かな環境で勉強できたりするので、ありがたいと思っています」と話す。

■利用者の声が後押し
電子書籍やネット書店の普及など書店にとって逆風が吹く中、24時間営業に踏み切ったのは利用者からの声があったからだ。
岩瀬書店富久山店プラスゲオの小林和浩店長は「いま書店をとりまく環境は非常に厳しい状況です。書店としてどうしたら生き残れるかということを考えた時に、お客様の声を聞いてみると、仕事帰りに寄りたくてももう閉まっている、早朝早い時間利用したいという声を多数いただいております」という。

■夜10時以降は無人営業、QRコードで入店  
一方で、効率化を図るため、午後10時以降はスタッフを置かない無人営業に。利用者は事前にラインで友達登録し、店の入口にあるQRコードを読み取ることで入店することができ、キャッシュレス決済のみの対応となっている。
導入から一週間、一日あたり60人ほどが無人営業の時間帯に店を利用したということだ。
岩瀬書店富久山店の小林店長は「お客さまには静かな空間で本を読んでみたいとか、人の目を気にしないで本を探したいというお客様が多数いらっしゃると思うんですね。そういったお客様に是非足を運んでいただきたいなと思っています」と話した。

書店の存続へ、あらゆる生活スタイルに対応した営業を模索している。

福島テレビ
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