列島は連日の酷暑日となりました。
熱中症の疑いによる死者は、この5日間で全国で少なくとも19人にのぼっています。

列島で猛威を振るう災害級の暑さ。
命を守る現場を取材しました。

気温の上昇とともに大気の状態も非常に不安定となり、ゲリラ雷雨が発生しています。

茨城・大子町では、建物の屋根から滝のように雨水が流れ落ちていました。

一方、22日も全国的に災害級の暑さとなり、三重・桑名と静岡・浜松市天竜区佐久間、さらに岐阜・多治見と美濃市でも40度を超え、今シーズン最多となる全国4カ所で酷暑日となりました。

22日、全国で35度以上の猛暑日となったのは2026年最多の298地点。
この夏一番の暑さとなりました。

最高気温39.6度となった埼玉・熊谷市。
猛暑の中、「熊谷うちわ祭」の最終日となっていました。

その熊谷市にある埼玉慈恵病院には、午前中から熱中症の疑いで救急搬送される人が相次ぎました。

午前10時ごろ搬送された70代の男性は、エアコンの効いていない室内で作業中でした。

この2週間で熱中症の疑いによる救急搬送は急増。

22日はある傾向がありました。

埼玉慈恵病院・藤永剛副院長:
今日は傾向が変わってきて、屋内ですね。屋内での熱中症。

22日午前中に熱中症の疑いで救急搬送された5人のうち、3人が室内で体調を崩していました。

家の中にいても熱中症の危険があると指摘します。

埼玉慈恵病院・藤永剛副院長:
キッチンは危険なところですし、あとはお風呂、トイレとかもエアコン効いてないところが多い。そういったところも危ない。

調理中のキッチンはどれくらい危険な状態になっているのでしょうか。

同じマンションに住む職場の同僚もお手伝い。
ところが、ガスコンロを使い始めた途端、キッチンペーパーで汗をぬぐいます。

この時のキッチンの様子をサーモグラフで見てみると、画面は真っ赤。
腕や顔が黄色くなり、一時40度近くまで上がっていました。

災害級の暑さとなる中、高齢者の訪問介護に同行取材させてもらいました。
97歳の女性のお宅には、1日2回訪問しているといいます。

介護事務所 株式会社いるてと・前川武嗣代表:
室温は気をつけますし、ちゃんと水分取ってるかなというのは、どの家でも意識して回っている。

続いて訪問したお宅では、熱中症の危機が。

介護事務所 株式会社いるてと・前川武嗣代表:
元々こっちにベッドがあって、あそこのエアコンが壊れちゃって、それで急きょこっちにベッドを移して、こっちの奥にエアコンがあるんですけど、あれをガンガンにつけてこの扇風機で風をそっちに送り込んでどうにかやっている。

もともとベッドが置かれていた部屋は日当たりのいい南向き。

1日4回訪問しているため、エアコンが効いていないことに気づくことができたといいます。

女性は右手でOKマークを作って見せてくれていました。

3連休初日の18日以降、全国では判明しているだけで合わせて19人が熱中症の疑いで死亡したことがFNNの取材で分かりました。