国内最大級の食品公害と言われるカネミ油症の患者の健康状態を調べる油症検診が、患者の多い五島市で始まりました。
五島市奈留町で17日行われた検診には患者55人が訪れ、医師の診察や血液検査などを受けました。
カネミ油症は1968年、カネミ倉庫が製造した米ぬか油に猛毒のダイオキシン類が混入したことによって、西日本一帯で発生した大規模な食品公害です。
県内では五島市を中心に1010人が認定されている一方、皮膚病や倦怠感などの症状がありながら認定されていない患者も多く、特に、子供の世代では認定は進んでいません。
検診を受診した患者(88)
「昔、何も知らないで食べた。安い油、おいしい油と言われて」
「(子供の世代も)検診を受けてみんな認定されてほしい」
油症検診は国の委託を受けて県が毎年夏に実施していて、県内では、五島市内3カ所のほか長崎市でも行われます。
未認定患者については、検診の結果をもとに、認定審査が今年度末ごろに行われることになっています。
