物価高で食費の負担が増す中、しっかり食べて学んでほしい。
学生たちの朝を支える“0円朝食”を提供する大学を取材しました。
豚肉と半熟卵を載せたボリューム満点の「肉玉うどん」、
ピリ辛のスープにゴマのコクが広がる「冷やし担々麺」実はこれ、大学の学食で提供されるモーニングなんです。
しかも値段はなんと0円。
おなかにもお財布にもうれしい朝食です。
千葉・市川市の千葉商科大学。
現役の大学生や卒業生が学内で経営する学生ベンチャー食堂で、在校生を対象に“0円朝食”を実施しています。
6月から7月22日までの毎週水曜日、先着100食を無料で提供しています。
学生自治会執行委員会 委員長・中島麻結さん(4年):
食費が今、高くなっている中で、0円でご飯を食べられるというところに対して、助かっているという言葉をもらっている。
費用は学生自治会と大学が負担。
しっかり朝ごはんを食べて、元気に一日を始めてもらおうという取り組みです。
利用した学生は「コンビニ等で朝ごはん買ったら1000円ぐらい。ちょっと早起きして来れば、0円で食べられる」と話しました。
朝ごはんで学生を応援する取り組みは今、各地の大学で広がっています。
栃木・小山市にある白鴎大学は4月、同窓会の支援を受け、期間限定で0円朝食を実施。
その後も学生への支援を続けるため、現在は100円で提供しています。
この日のメニューは、鶏肉のガーリックチーズ焼きにコーンコロッケ、もやしの付け合わせ、さらにライスとスープ。
本来は1食400円相当の朝食ですが、大学が300円分を補助。
大切なのは、こうした取り組みを長く続けることだといいます。
白鴎大学 大学事務局長・永井成樹さん:
一時的なものに終わってしまうと、学生にとって有効なものにならない。100円であっても継続していく。
その背景には、食費の負担をめぐる学生たちの悩みがありました。
学生は「食費は自分が好きに使えるお金で大部分を占めている」「食費にかけるお金も、あまりたくさん出したくない」などと話しました。
ランチタイムにできた学生たちの行列。
実はランチでも学生を支援する取り組みをしています。
日替わり定食や丼ぶりものなど、定価の20%を大学が補助。
物価高の中でもきちんと食べて学業に取り組める環境。
大学は食の面からも学生を支えています。
