列島が本格的なゲリラ雷雨や台風シーズンを迎える中、長崎市の観光名所で信仰の象徴でもある「岬の聖母像」に異変が起きている。像が立つ岩盤の一部が崩落し、安全面への懸念から周辺は立ち入り禁止となった。半世紀以上にわたり海の安全を見守ってきた聖母像を守るため、関係者は移設に向けた検討を進めている。歴史あるシンボルの行方に注目が集まっている。

長崎のシンボル「岬の聖母像」に迫る崩落の危機

本格的なゲリラ雷雨や台風シーズンを迎える中、長崎市ではある不安が広がっている。

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長崎港の入り口にある切り立った岩場に立つ「岬の聖母像」は、半世紀以上にわたり地元漁船や旅客船などの安全を見守り続けてきた。

ところが、異変が確認されたのは3月。
聖母像が建つ岩盤の海側の斜面が崩落していることが確認された。現地には崩れ落ちたとみられる巨大な岩が散乱し、地盤が大きくえぐられた状態となっていた。

青い海と空を望む絶景スポットとして知られる高さ4.7メートルの聖母像は、信仰のシンボルであると同時に、多くの観光客が訪れる名所でもあった。

しかし、聖母像へと続く道はフェンスが張られ立ち入り禁止となっていた。

雨風や波による浸食で進む地盤の弱体化

この聖母像は1948年、宣教師フランシスコ・ザビエルの渡来400年を記念して建立されたものだ。

そして、現在の像は1984年に建て替えられた2代目だ。

2代目の聖母像が立った当時と現在を比較すると、像が立つ地盤の下部分が大きく崩れているのが分かる。

もともと地盤が弱かったうえ、長年にわたり雨や風、波にさらされたことで浸食が進み、長崎市は安全確保のため、聖母像へ続く道をフェンスで封鎖し、周辺を立ち入り禁止とした。

信徒:
本当に“宝”だから、信仰のよりどころだからどうしても残してもらいたい。

カトリック神ノ島教会・山内啓輔主任司祭:
漁師のための航海安全としても、このマリア像たってるというのもあったので非常に大事にはされている。

こうした状況を受け、聖母像を管理する教会は移転を決断。候補地を3カ所に絞り、8月に信徒による投票を実施する予定だ。

移転に必要な費用は、クラウドファンディングや寄付によって賄う方針としている。

カトリック神ノ島教会・山内啓輔主任司祭:
台風でまた波が高くなり、風もあたるのでどうなるのかなと非常に心配だが、お祈りして耐えてもらうしかないかな。

(「イット!」7月17日放送より)

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