2021年の大晦日、鹿児島県指宿市の市道で、腹から血を流して倒れた高齢女性が見つかった死亡ひき逃げ事件は、発生から4年半が経ちました。
いまだ犯人の逮捕に至らない中、女性の親族がKTSの取材にもどかしい胸の内を語りました。
県警・中島和幸交通部長
「違った視点で違った考えで見直すことも大事ですし、意見を忌憚なく出していただき、新鮮な気持ちで捜査にあたり、一日でも早く検挙いただければ」
2日、指宿市の指宿警察署で行われた捜査検討会には県警の中島和幸交通部長ら約20人が参加し、これまでの捜査状況を確認するとともに今後の捜査方針などが話し合われました。
この事件は2021年の大晦日、指宿市山川小川の市道で、近くに住む無職の久保マキさん(当時90)が腹から血を流して倒れているのが見つかったもので、久保さんのけがの状態などから警察がひき逃げ事件として捜査を続けてきました。
現場の鑑識作業や周囲への聞き込みなど、これまでにのべ約4000人の捜査員が投入されましたが、今も犯人の逮捕に至っていません。
「黙祷」
2日は捜査員が事件現場を訪れて花を手向けて黙祷し、事件の早期解決に向けた決意を新たにしていました。
また、2日の事件現場には、久保さんのおい・四雄さんの姿もありました。 四雄さんは事件当日の状況を次のように振り返ります。
久保さんのおい・久保四雄さん
「駆け付けた時は本人が倒れていた。(久保さんが)横向きになって見たら傷のおなかの所に穴が開いていた。ずっと引きずられた痕があった。服をこすったような感じ。服も破けていたから」
四雄さんによりますと、久保さんがはねられたのはほぼ毎日欠かさず続けていた墓参りの帰りだったといいます。
久保さんのおい・久保四雄さん
「(うちの家内が)最初に墓に来ていて先に帰った。誰か倒れていて、見たらおばさんだった」
4年半にわたり、犯人が捕まっていないことについて、四雄さんははもどかしい胸の内を語りました。
久保さんのおい・久保四雄さん
「(久保さんは)料理が得意で、昔の郷土料理を作ってくれた。ショックですね。意識はあったけどだんだん薄れていって、そのまま亡くなった。悔しいですね」
閑静な集落で起きた事件から4年半。
警察は事件に関する情報提供を、指宿警察署0993ー22ー2110に寄せてほしいとしています。
