気象庁によると、マーシャル諸島付近で「台風9号」が発生しました。

一方、南シナ海でも“台風のたまご”である熱帯低気圧が北上しつつあり、「ダブル台風」となる可能性もあります。

気象予報士の片平敦さんが最新の進路予想と注意点を解説しました。

■「まだまだ離れているが、目を離さないで」

台風9号は7月2日朝の時点で、マーシャル諸島付近に位置しています。日本の本州から約4000キロ南東に離れた場所です。

この台風は今後、西へと進みながら、暴風域を伴って発達していく見通しです。

来週火曜日(7日)の時点でも、日本からはまだ遠く離れており、直接の影響はなさそうだと片平気象予報士は推測しています。

ただし、「この後どちらに進むかは、まだよく分からないので、今後の台風情報から目を離さないでいただきたい」と注意を呼びかけました。

■日本に接近する可能性も

気象庁のスーパーコンピューターのシミュレーションによると、台風9号の今後の進路は幅広く示されています。

日本列島に接近するという予想がある一方、中国方面へ向かうという予想も存在します。

片平気象予報士は「これだけばらついていると、どうなるかまだ分からない」としたうえで、引き続き台風情報を注視するよう呼びかけています。

■南シナ海の“台風のたまご”も動向に要注意

もう1つの気になる動きが、南シナ海の熱帯低気圧です。

中国とフィリピンの間の海域、いわゆる南シナ海にある熱帯低気圧が、今後北上していく見通しです。12時間以内に台風へ発達した場合、「台風10号」となります。

この熱帯低気圧はその後、中国方向へ向かうとみられます。

陸地に上陸すれば海からの熱の供給がなくなるため、台風としての勢力は急速に衰え、熱帯低気圧に弱まる見込みです。

【片平敦気象予報士】「熱帯低気圧になったとはいえ、湿った空気の塊が梅雨前線と一緒になって日本にやってくるとこともあり得る」

油断できない状況だと指摘しています。

■温暖化で台風シーズンが”前後に拡大”

今回の台風発生について、片平気象予報士は気候変動との関連にも言及しました。

温暖化が進むことで海の水温が例年より早く上昇し、台風のパワーの源となります。

その結果、これまでは日本付近に来ると弱まっていた台風が、勢力を保ったまま接近するケースが増えているといいます。

さらに「最近は10月に台風が来るなど、後ろにちょっとずれて、夏の期間が前後に広がっている」ということです。

引き続き、台風や熱帯低気圧への注意が必要です。

(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2026年7月2日放送)

関西テレビ
関西テレビ

滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・徳島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。