札幌市厚別区に住む80代の女性が、インチキ警察官らに現金約9700万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。
警察によりますと2月25日、女性の自宅の固定電話に電気通信事業者を名乗る男から「携帯電話機が不正に契約されている」などと電話がありました。
その後、捜査二課の警察官を名乗る怪しい男から、送信されたメッセージが消去される秘匿性の高いSNSアプリをダウンロードするよう誘導されました。
女性はこのアプリを通じてインチキ警察官やニセ検察庁職員から「マネロンの被疑者として浮上している」「預金が犯罪収益ではないか確認する」などと脅されました。
女性は男らから指示されて、複数回にわたり指定された金額をATMで引き出し、週末には現金を紙袋に入れて自宅前に置くことを繰り返し、6月20日までに合計約9500万円をだまし取られてしまいました。
女性はATMから引き出した後、現金や預金通帳の残高の写真を撮るよう男らに指示されていて、写真をその都度SNSで送っていたということです。
このほか女性は男らが指定した口座に現金約200万円も振り込んでいました。
6月22日に女性がATMで高額な現金を引き出しているのを不審に思った金融機関の職員が警察に通報。詐欺被害が発覚しました。
警察は詐欺事件として捜査するととともに、警官などを名乗って現金を要求する電話があった場合は、詐欺を疑うよう呼び掛けています。
