降り続いた雨により、大分県内では25日、初めて土砂災害と河川の氾濫の「レベル4危険警報」が出されました。
26日も非常に激しい雨が見込まれるため、引き続き厳重な警戒が必要です。
梅雨前線などの影響で25日も断続的に降る雨。
22日の降り始めからの雨量は午後5時までに日田市椿ケ鼻で388.5ミリ、中津市耶馬渓で276.5ミリ、佐伯市蒲江で246ミリなどとなっています。
25日午後7時45分現在、日田市と中津市に「レベル4土砂災害危険情報」が出されています。
また、中津市を流れる山国川上流部には「レベル4氾濫危険警報」が出されましたが、その後解除されました。
5月に新たな防災気象情報の運用が始まってから「レベル4危険警報」が大分県内に出されたのは初めてです。
線状降水帯が発生する恐れがあったことなどから、県内の自治体は早めの避難を呼びかけ、中津市は24日夜から25日にかけて避難所を開設しました。
25日午後7時半の時点で由布市の全域と中津市の一部地域に警戒レベル4の避難指示が出ています。
◆梅田雄一郎記者
「由布市役所挾間庁舎前の斜面ですが崩落しており、草木の根や石がむき出しになっています」
これまでの雨で各地で土砂崩れが発生しています。
由布市では川沿いの斜面が縦およそ15メートル横およそ10メートルにわたって崩れました。
由布市によりますとこの土砂崩れによるけが人はおらず、車の通行に影響はないということでです。
ほかにも、国の史跡に指定されている竹田市の岡城跡でも土砂崩れが起きました。24日の朝、竹田市に連絡があり、発覚したということです。
斜面がおよそ横10メートルにわたって崩れ、土砂が市道に流出しました。
すでに土砂の撤去は終わっていますが、二次災害の恐れから通行止めは続いています。
一方、県教委によりますと、きょうは県内の小・中・高校などあわせて153校が休校に。
あすもすでに19校が休校を決めていて、8校が登校や下校の時間を変更しています。
交通機関にも影響が…。
◆梅田雄一郎記者
「JR大分駅です。在来線の一部にも遅れが出ていて通勤や通学する人に影響が出ています」
JRは25日、運休となった特急列車があったほか、普通列車の一部区間で運行が取り止めに。
JR九州によりますと、26日もすでに運行取り止めを決めた特急があるほか、普通列車も久大本線の向之原駅と福岡県の久留米駅の間や豊肥本線の中判田駅と熊本駅の間で始発から運行を取り止めるということです。
県内は26日の昼前にかけて大雨の恐れがあります。
26日の1時間に降る雨の量は多い所で西部で70ミリ、北部で60ミリで、非常に激しい雨が予想されています。
気象台は引き続き、土砂災害への厳重な警戒や、川の増水や氾濫への警戒を呼びかけています。
